
藁焼き豚肉の店
田んぼや畑が広がるのどかな風景☆
目当ての店へ行ったがどうやら閉店してしまったようだ。
それじゃ、もう1つの店へ・・とやって来たのがココ!
『50年の伝統を誇る元祖藁焼き豚肉』の店。
と言っても、車が数台停まっているだけのふつうの家に見える・・
日本語でしゃべりながら近づくワタシたちをジッと見るおじさんがいた。
食事をする場所は駐車場から少し横へ入ったところから入る。

無料おかずが並んだところ
この店も靴を脱ぐタイプだった。
韓国の地方都市では、まだこういう店が多いのかもしれない。
料理を注文すると自動的に無料おかずが運ばれる。
これらのおかずは足りなければ、お替りしてくれるので量を気にせず気に入ったものを食べて構わない。(と分かっていても、他の人がいるとどうしても自分ばかり食べるのは心苦しいと思うのが日本人!)
今回の旅でワタシがとても美味しいと思ったのはプチトマト☆
ホテルでも毎朝食べたが、どこで食べても甘くて濃い味だ!
右端にあるグリーンはサンチュとエゴマの葉。
韓国へ行き始めの頃エゴマの存在を知らなかったワタシは、てっきりシソの葉だと思って食べた!
今でも苦手な葉っぱだ・・
いちばん下、左から2番目は務安名産のタマネギを使ったキムチ☆
タマネギのキムチは初めて食べた!
甘みがあってシャキシャキしている!!
MARIKOさんとMICHIKOさんは2人とも家族がいるのに今日はワタシに付き合って夕食を一緒にしてくれた。
何といっても食事は大勢で食べる方が美味しい!!

藁焼き豚肉
しゃべりながらおかずを食べていたら、若い女性スタッフが網に乗せた豚肉を持って来た!
2人は韓国風の食べ方に慣れているので、さっそく葉っぱに味噌や肉を包んで食べるが、ワタシは肉だけの味を知りたいのでそのまま食べてみた。
藁の香りなのか何とも言えない香ばしい匂いがする!
網で焼いているので脂も落ちてサッパリしているから食べやすい♪
ひとつ上の写真中央部にあるニンニクと青唐辛子が入った入れ物の右上にある茶色いものを見てほしい!
これは、小さなカニを殻ごとすり潰したもので生臭さはなくて、豚肉に付けて食べると更に美味しくなる☆
カニと豚肉を合わせるなんて誰が考えたのか分からないけど、すばらしい発想だ!!
網ひとつ分が1人前のようで、立て続けに2網持って来たが、ワタシたちのペースが遅いのを見たスタッフは、「もう1つは、少し時間を置いて持って来ますね!」と言ってくれた。
韓国の若い女の子はやってもらうのが当たり前!というタイプが多いので、こんなに気が利く子はめずらしい♡

店内のようす
ワタシたちは左奥の小部屋で食事をした。
入った時は、ほぼ満席だったが食べ終わった時はみんな帰ってしまっていた・・
韓国人は食べるのが早いのかな?
会計を済ませた後は、備え付けのコーヒーをセルフで入れて飲むのが韓国流♪
これまでは機械ばかりだったが、この辺りではスティックタイプのコーヒーも多いらしい。
ワタシは初めて見たので、ちょっとビックリ・・
MARIKOさんとMICHIKOさんが2人で世話をしてくれる☆
甘いコーヒーを飲みながら店を出ると、来た時にいたおじさんがジッとワタシを見て何か言う。
よく分からないけど、こっちへ来て!という感じなのでついて行くと、駐車場傍の小屋へ入って行った!

ファイア!!
ここが藁焼きの作業場だった。
おじさんは、どうやって豚肉を焼くのか実演して見せようとしたのだ!
小屋の隅に置いてある藁を火にくべ、炎が上がると網に挟んだ豚肉をかざす。
すると脂が溶けて炎が高く上がる!
おじさんは燃え盛る炎と闘いながら豚肉を焼いてくれていたのだった。
どうりで美味しいはずだ☆
務安の農家の人が大切に育てた豚をおじさんが炎と闘って焼き、その豚肉をワタシたちはただ座って美味しく食べたんだ・・
おじさんの親切がとてもありがたくうれしかった☆

務安駅
表から見た務安駅。
今朝、KTXで通り過ぎた時は反対側しか見えなかった。
大きなタマネギのオブジェがある!
白い根が印象的だ・・

湖南線最終列車の切符
19時45分のムグンファ号が最終列車だ。
これを逃すと光州には帰れない!
15分くらい前に駅に到着したが、韓国語が上手な四天王が2人もついているから安心♪
窓口でチケットを買って、ホームまで見送りに来てくれた。
ムグンファ号はKTXよりかなり安い!
ワタシの座席は5号車の21番。

到着したムグンファ号
20時近いので、ライトが点いている。
ムグンファは、韓国の国花・むくげの花のこと☆
務安駅から乗る客はワタシだけだったが、光州松汀駅まで各駅停車する度に続々と客が乗ってきた!