
瀟灑園(ソセウォン)
竹林を抜けると渓谷と傾斜地を利用して東屋がいくつか建てられているのが見えた!
韓国では、新緑が美しい季節なので本当にきれいだ☆
東屋に座って思いおもいに過ごす人たちを見ていると、のどかな気持ちになる。

いちばん上の段にある東屋
朝鮮時代の儒学者である梁山甫(ヤン・サンポ)が作った瀟灑園。
ワタシは、松尾芭蕉みたいな人だと思う。
ここは『わびさび』の世界に通じるものがある☆
しかし・・風流を解さないワタシにしたら、壁もない東屋なんぞで暮らせる人が理解できない!
夏は蚊やハエが来るし、冬は寒いし、もちろん温水洗浄暖房便座付トイレなどあろうハズもないのだから絶対にイヤだ!!

東屋の屋根裏
東屋の中を覗くと、天井に額がたくさん飾ってある。
当時のソンビ(学問と徳を備えた文人)たちは、世話になった人へお金を払うのは不作法だと思ったらしく、こうやって自作の詩を贈ったそうだ。

瀟灑園(ソセウォン)
美しい竹林を背景に写真を撮る観光客たち。
韓国人のカメラ好きは筋金入り!
1人ひとりが納得するまで何枚も写すから、いい場所を撮ろうとしたらジッと待つしかない。
知らずにうっかり横切ろうとしたら、「ちょっと!邪魔しないでよっ!」と怒られる。

瀟灑園(ソセウォン)
一段下にある東屋。
すぐ下には渓谷があり水が流れているので、涼しい♪
ここは、ゆったりした気分で過ごすべき場所なんだろうけど、わずか40分という制限時間のせいで落ち着いて見学できない。
おまけに大勢が押し寄せてにぎやか過ぎるのも雰囲気を壊している。(ワタシも、その1人だけど・・)

分別ゴミ箱も竹製☆
ちょっとした工夫だけど、こうやって竹を使ってゴミ箱を作ると雰囲気を壊さずにすむ!
できたら、英語や日本語も書いてほしかった。

つがいの鴨
ほかの観光客がジッと小川を見ているから「何だろう?」と思って覗いてみたら、鳥が泳いでいた。
「あ、鴨♪」と思わず喜んでしまった(鴨=美味しい、というのがワタシの発想!)が、韓国では鴨は結婚の象徴なので縁起が良い鳥として飼っているんだろう。
たぶん食用では、ないな・・

この実は、何の実?
一足先に駐車場に戻って日影で待っていたワタシとMARIKOさんに、MIYOさんが「良かったら、どうぞ!」と差し出してくれたのが、コレ!
サクランボを楕円形にしたような感じで質感は、ほぼ同じ。
中には細長くてペタンコな種がある!
甘酸っぱくて美味しいから3人でパクパク食べたけど、問題は種とヘタの処理・・
「ケンチャナ(大丈夫)、捨てちゃえ♪」と畑へポイ!
『보리수』という名前で地元のおばちゃんが売っていたのをワタシも見たけど、「何だろう?」とネットで検索すると『菩提樹』だった。
「でもねぇ・・どう見てもグミだよね?」とMIYOさんとMARIKOさんは首をかしげていた。
植物オンチのワタシには、サッパリ分からない!