3日目
14時過ぎに南浦洞(ナンポドン)にあるロッテモールの地下噴水広場でHさんと合流。

ロッテ百貨店光復路店内のロッテモール地下噴水広場
毎時0分から始まる音楽と噴水のショーは、地元客だけでなく観光客にも人気がある。
ショッピングに興味のない人がツレと待ち合わせするのにも分かりやすくてよい場所だ!
釜山っ子のHさんは屋上庭園への最短距離を把握しているので、無駄のないルートでエレベーターホールへ連れて行ってくれる。
最上階まで上がって屋上庭園へ出た。
ワタシにとっては数年ぶりなので懐かしい♪
ガラス張りのエレベーターで展望デッキへ上がると、釜山タワーや港はもちろん360度の大パノラマが広がる!!
しかもタダというのが最高☆
ワタシは知らなかったが展望デッキが延長されたので、そこから影島大橋の開橋を見ることができるらしい!
延長された部分は、やや『くの字』に曲がった形をしている。
端っこへ行くと、ちょうど眼下に影島大橋を見下ろすことができる!
展望デッキには、影島大橋型の椅子もある♪(写真を撮り忘れたけど・・)
影島大橋は、日本統治時代の1934年に完成した韓国唯一の可動橋(跳開橋)だ。
機械の老朽化や水道管設置のため、1966年に跳開が中止されたが、2013年に再び跳開するようになり、釜山観光の目玉のひとつになっている。
開橋までのわずか10分もジッと待っていられないくらい風が冷たいので、展望デッキにあるカフェへ待避。
14時1分前に店を出て、みんなゾロゾロとデッキの端っこへ。
良いポジションを得るために寒い中、がんばっていた人もいる!
釜山港側には転落防止用アクリル板を張ってあるので、手を伸ばしてアクリル板の上から写真を撮る。
ギリギリ届く高さだ。
橋の途中で交通規制を行っているから、車両がズラッと並んでいる。

影島大橋開橋ショー
橋の両側にいる2艘の船は、左右からそれぞれが橋をくぐって見せ場をつくる。
影島大橋の開橋部分にカモメが描かれているのが釜山らしい!
少しずつ開いていく橋と船の動きがおもしろいけど、カメラの画面を確認できないから、何度もシャッターを押す!
次のスケジュールまで時間があるので、辺りを散策することになった。
Hさんと会う前にワタシが行った観光案内所へ行くと、「やあ!今日は何事だい?」と案内所から男性が出てきてHさんに話しかけた。
Hさんがワタシをオムク作りへ案内すると話すと、「ちょっと寄っていけば?」と誘ってくれた。
寒くてたまらなかったので、温かい室内に入れるのはうれしかった☆
もっとも、案内所は3人も入ればギュウギュウというくらいの場所なので、男性4人とワタシですし詰め状態!
年長者を敬う韓国なのに年上の男性にコーヒーをご馳走になってしまった。
甘くて薄味の韓国コーヒーも今では美味しいと感じる💛

観光案内所
影島大橋のたもとにある案内所には、英語、日本語、中国語などを話せるボランティアガイドさんがいる。(いない時もあるけど・・)
案内所には3つの部屋があり左側と中央は記念写真用で、右側がガイドさんの詰め所。
日本語を話せる男性と話し込んでいるワタシを知らない間にHさんが写していた。(苦笑)

左側の部屋
影島大橋のイラストと伝統家具を配置している。
グレーの椅子に座って記念写真を撮るのかな?

中央の部屋
影島大橋のたもとに最近まで残っていた日本家屋のイラスト。
朝鮮戦争後は占いの店がたくさん並んでいたそうだ。

現在のようす
写真右側の階段がイラストにも描かれている。
朝鮮戦争によって国が南北に分断されたため、家族と生き別れた多くの人々が「影島大橋で会おう」と約束したという。
再会できない人たちは、家族を探すために占いに頼ったのではないだろうか?
影島大橋は、釜山の光と影両面を持った特別な橋のようだ。