1日目
夜市をグルッと一周して、富平洞名物のユブ(アゲの中にタンミョンという韓国風春雨や野菜を詰めたもの)を売っているオムクの店に戻った。
オムクは今、人気上昇中の魚肉練り製品で日本のかまぼこやさつま揚げのようなものだ。
店頭に大きな窯が2つあり、以前からずっと食べてみたいと思っていたオデンなどを売っている。
女の子が「何にしましょうか?」と声をかけてくれたので、オデンとユブを指しながら「イゴ ハナ、イゴ ハナ チュセヨ!(これ1つ、これ1つください)」と言うと、優しそうなおじさんが「この容器に入れてあげなさい」と言って、大きめの器を渡してくれた。
女の子はスープを多めによそってくれる。
オデンは串に刺してあるからいいけど、ユブはどうするのか?悩むより訊いた方が早いので「チョギヨ~!イゴ オットケ モゴヨ?(ねぇ!コレどうやって食べるの?)」と尋ねると、女の子は大きなハサミでユブを真っ二つにザックリ切った!
え~っ!それじゃ余計食べにくいと思うけど・・と心の中でわめいていたら、おじさんが「さぁ、店の中で食べてね♪」と言いながら、スプーンと箸を渡してくれた。

プサン大元オムク
3夜連続通ったのに店名を見たのは、記事を書いてから、というマヌケさ!
Hさん、わざわざ店名を確認してくれて、ありがとう💛

オデンとユブ
波型に串で刺しているのがオデン。
右側の巾着型のアゲがユブ。
スープは魚介系のあっさりした味で、寒い時はホントに温まる☆
たしか、どちらも2,000ウォンだったと思う。
それまで気づかなかったが、店内にはテーブルが2つあり、クリスマスシーズンらしくミニツリーなども飾ってある。
ちょうど先客が立ったばかりで、1テーブルが空いていた。
壁には50インチくらいの大きな液晶テレビがある。
ドラマだと思って見ていたら、この店の店頭で撮影されたドラマの一部を繰り返しやっているものだった。
背もたれのない木の長椅子に座ると、おじさんはテーブルをきれいに拭いてくれる。
寒いし疲れていたけど、おじさんの笑顔と親切さでホッとした☆

プサン大元オムク店内
大型液晶テレビに繰り返し流されるシーンは、この店を奥から見たようすだった!
韓国に通うこと数10回目にして初めて食べるオデンは、想像以上の美味しさだった!
こんな美味しいものを今まで食べなかったワタシは馬鹿だ。
いつも食事をとることに追われてスナックやおやつ系には、まだまだ疎い。
修業が足らないとつくづく感じた!
※ 文中で海上空子が使っている韓国語は、独学で覚えたもの。
正確じゃなくても許してね!