前書き&北九州空港について
スターフライヤー釜山便の運休によって途絶えていた北九州空港国際線が復活し、10月30日就航の天津航空中国大連便に続いて、12月1日にジンエアー韓国釜山便、さらに12月13日にはジンエアーソウル(仁川)便も加わった。
さて、韓国好きのワタシとしては是非とも初便に乗りたかったが、諸事情により休みが取れずネットでチケットを買えたのは12月5日から12月8日の分だった。
北九州空港連絡橋
全長2kmを超える立派な橋だが無料!
歩道を整備してあるので歩いて渡ることもできる。
(可能でもワタシは決して歩こうとは思わないけどね・・)
1日目
久しぶりの北九州空港へ自宅から車で移動♪
いつも思うけど、渋滞知らずの道のりだからホントに助かる!
福岡空港を利用する時は渋滞が怖いので、出発時間の3時間以上前に家を出発しなければならない。
おまけに駐車場を事前予約しておく必要がある。
その点、北九州空港は車利用の客にとっては、とても便利で良い空港だと思う!
北九州空港駐車場について
収容台数は、約1,800台。
普通車は2時間までは1時間ごとに210円、2時間を超え24時間までは520円。
1日目
ジンエアーは座席の事前予約ができないから、早めに行って前方の席を確保しようと思っていたが、「搭乗手続きは出発時刻の2時間前から!」とスタッフに言われた。
重いスーツケースを預けて身軽になり、空港内を探検しようと思っていたのに・・
たまたま、ひとり旅の男性と話をした。
彼は福岡にあるジンエアーのオフィスに電話で訊いたところ「2時間前までにチェックインを済ませてほしい」と言われたそうだ。
いったい、どうなっているの?
国際線チェックインカウンター
ジンエアーのコーポレートカラーなのかグリーンと蝶の形のロゴが目立つ!
到着するジンエアーを撮影しようと、3Fの展望デッキへ向かう。
ところで、今日は南北どちらから降りて来るんだろう?
悩んでいたら、向こうから空港マークのブルゾンを着た男性が歩いて来たので、「今日は、どっちから飛行機が降りて来るの?」と尋ねたら、丁寧に教えてくれた。
おかげで、着陸するジンエアーの機体を動画で撮影し、ボーディングブリッジへ移動するのを撮ることができた☆
着陸したジンエアー機
後方に大型船が見えるのが、海上空港らしくていい♪
1日目
2Fの出発ロビーへ下りたら検査場前が空いていたので、そのまま出国。
後ろに並んでいた若い韓国人女性グループの1人が注意書きをジッと見て、コンビニの袋からいちごヨーグルトを出し、「これって、やばい?」と友だちに訊いている。
誰も分からないようすなので、「アンデヨ(ダメよ)!」とワタシが言うと、「じゃあ、食べちゃおう!」と、いきなり蓋を取って口に流し込み始めた!
大胆というか、お騒がせというか・・きっとあの女性の後は、荷物検査に時間がかかっただろうな!
でも、そういうキャラは憎めない♪
すでに多くの搭乗客が出国していたので審査はすんなり終了!
保安区域に入ると免税店は、最後の買い物をしようとする韓国人旅行客でごった返していた。
ワタシは、免税店の品揃えと韓国人がどんなものを選ぶのかをチェック!
バラマキ土産用大型箱入りお菓子
ひと箱に、たくさん小箱が入ったものは持ち帰りやすくて
配るのも便利♪
日本製電化製品☆
炊飯ジャーやヘアドライヤーなどは相変わらず
人気なのかな?
ただ今、品定め中!
待ち時間を利用して最後の買い物を楽しむ
韓国人アジュンマ(おばちゃん)。
いちばん人気は、コレ!
ワタシが観察中に、いちばん売れていたのがハイチュウ☆
理由は分からない・・
昨年、大連へ行った時は日本酒が消えていたが、韓国では日本酒ブームなのを知っているのか復活していた。
店頭には大きなワゴンを置いてある。
北海道のお菓子が多い・・何で?
1日目
いよいよ搭乗!
シートナンバーが30列なので、かなり後方だと覚悟していたら、前から2番目だった。
う~ん、ホントに不思議なエアラインだ・・
女性CA(キャビンアテンダント)は、ふつうロングヘアをきっちりまとめているが、ジンエアーは全員ポニーテール。
ロゴをあしらった蝶の形をした飾りを頭につけている。
ウワサには聞いていたが、本当にジーンズにキャップ帽というラフなユニフォーム!
スタイルが良いので、すごくカッコいい☆
天井の照明
ジンエアーの機体は、B737-800。
分かりにくいだろうけど、天井のライトが楕円型間接照明でオシャレだった。
新型機かもしれないな♪
ジンエアーの座席シート
ただし、シートピッチは狭い!
しかもコーポレートカラーとは関係ない無難な色だ。
ふと気づくとCAが使い終わった紙コップを回収中!
えっ?知らない間に飲み物サービスが終わっているなんて・・
もしかしてリクエストした人だけに配ったワケ?
離陸前に入国カードと税関申告書を渡してくれなかったので、せっせと書いている間に対馬を通過し、すぐ着陸態勢に入る。
いよいよ釜山到着だ!
1日目
釜山の天気は、あまり良くないが雨は降っていない。
LCCだから、もしかして沖止め?と思ったが、ちゃんとボーディングブリッジに接続・・良かった💛
ボーディングブリッジに出たとたんに、寒気が押し寄せてくる。
やっぱり日本より寒いなぁ!
荷物が、なかなか出てこない。
ひとり旅のおじさんの荷物が先に出てきたので、ここでお別れ。
お互い楽しい旅になるといいね♪
金海国際空港のターンテーブル
2ヶ月前は右奥にあった入国管理が左奥になっていた!
韓国ってホントに変化が早い・・
保安区域内の銀行は混雑していたので、両替せず到着ロビーへ出る。
ここにも釜山銀行があるので、少額だけ両替した。
前回の旅で残ったウォンがかなりあるから大丈夫だろう!
今までガラケーを借りていたSKテレコム(韓国最大の電話会社)で初めてWi-Fiを借りる。
利用した分を後払いする携帯電話と違って、最初に20万ウォンを保証金としてカード決済し、返却時に返金というシステムになっていた。
外は、すでに暗い。
大きなスーツケースをゴロゴロ押してタクシー乗り場へ行くと、手前に模範タクシー、奥に一般タクシーが並んでいる。
料金の高い模範タクシーに乗るつもりはないので、迷わず一般タクシーへ近づくと、たむろしていた運転手さん達が、わっと寄ってきてスーツケースをトランクへ入れる。
スーツケースを人質に取られたような気分・・
今回は名前を知られていないホテルに泊まるので、ホテル名と住所、電話番号を書いたメモを渡して「ヨギエ カジュセヨ!(ここへ行ってください)」と運転手さんに言う。
チラッと見た運転手さんは、そのまま出発!
「え~っ!ちゃんと場所が分かったの?」と不安になる・・
国内線ターミナルを過ぎるまで、ぶっ飛ばしていたが、直線道路になったところで路肩に車を停め、ライトを付け老眼鏡を出して見ている。(老眼鏡がいらないくらいデカい文字で印刷してあるのに・・)
メモを見ながら、不慣れな手つきで住所をナビに打ち込んでいく。
韓国ではナビで悪戦苦闘する運転手さんによく遭うので、黙ってジッと待つ。(苦笑)
ナビの案内が始まったので安心♪
ところが、ちょうどラッシュアワーで道路は大渋滞!
以前も経験したが釜山のラッシュアワーは、ひどい。
片側4車線あるのに全然、前に進まない・・動いているのはメーターの数字だけ!
ホテルへ到着したのは、19時頃だった。
料金は19,000ウォン(約1,900円)。
1日目
フロントへ行くと、若いスタッフ男女がにこやかに迎えてくれた。
女性スタッフは、日本語が少し話せるようだ。
カードキーを受け取って部屋へ向かう。
エレベーターホールは、カードキーをかざして入るシステムなのでセキュリティも良い。
部屋は、11階建ての9階。
入ってすぐ1㎡ほどの土間があり、ここで靴を脱いで部屋に入る。
日本人にはうれしいよね♪
スーツケースの鍵を開けて必要なものを取り出したら、夕食へ出かけるよ!
分かりにくい境界線
赤い線の部分が土間と室内の境界だけどヨーロッパの人は、
たぶん最初は気づかず土足で上がると思うなぁ・・
ルームキー
ドア傍の壁にある機械にキーを差し込まないと部屋の電気が点かない。
抜くとエアコンも止まるので、滞在中ずっと入れっぱなしにしておいた。
(地球に優しくない空子!)
1日目
予定より大幅に遅い時間になったので、かなりおっくうだけどフロントへ降りた。
「富平洞市場の夜市って、ここから遠い?」と尋ねると、男性スタッフがカウンターから出てきて、わざわざドアまで歩き、外を覗きながら「あそこ・・ネオンがピカピカしているのが見えますよね?あそこが入口ですよ。すぐそこです!」と教えてくれた。
ネットの情報では大通りを挟んだ向かい側ということだったが、普通の道路だ。
しかも、ホテルのすぐ前に横断歩道があるから便利♪
夜市がある通りまでは暗い場所があるという情報も違っていた。
19時過ぎているのに、ほとんどの店はまだ営業しているので充分明るいし、夜市までの距離もほんのわずかだ!
富平洞市場入口
夜市はアーケードがあるので天候が悪くても安心♪
富平洞市場の屋台
屋台はみんな同じ大きさでオレンジ色。
夜市が立つアーケードの中央辺りに出たので両側にズラッと屋台が並び、歩くのが大変なくらいの賑わいで壮観だった!
在来市場なのに若い人が多い。
通路の真ん中に屋台が出るので、両側は人がすれ違うのがやっとの広さ!
しかも屋台には椅子がないので、立ち食いか歩きながら食べるか、どちらかだ。
高級コートじゃないけど、コチュジャンやマヨネーズを付けられたら面倒なことになるから、食べ物を持った人に注意しながら歩く。
いろいろな料理の混ざり合った匂いが充満して、温かい湯気が立つようすは食欲をそそる☆
シシケバブ屋台
ケバブ 4,000ウォン(約400円)って書いてあるから、分かりやすい!
中東でよく見かける(って言っても、中東で食べたことはないけど!)シシケバブは、削ぎ取った肉を野菜と合わせてパンのようなもので挟んで売っている。
美味しそう♪
隣の屋台ではお好み焼きのようなものを作っている。
ソースやマヨネーズをたっぷりかけているので、カロリーが高そう!
東南アジア系の女性が作る麺料理も美味しそうだった☆
粘土細工の屋台
パステルカラーの粘土細工を売っている屋台。値段は交渉次第なのかな?
食べ物だけではなく手づくりの人形や、店主とゲームのようなことをしてもらえる飴細工の屋台などもある。
毎日おまつり気分を味わえそう♪
1日目
夜市をグルッと一周して、富平洞名物のユブ(アゲの中にタンミョンという韓国風春雨や野菜を詰めたもの)を売っているオムクの店に戻った。
オムクは今、人気上昇中の魚肉練り製品で日本のかまぼこやさつま揚げのようなものだ。
店頭に大きな窯が2つあり、以前からずっと食べてみたいと思っていたオデンなどを売っている。
女の子が「何にしましょうか?」と声をかけてくれたので、オデンとユブを指しながら「イゴ ハナ、イゴ ハナ チュセヨ!(これ1つ、これ1つください)」と言うと、優しそうなおじさんが「この容器に入れてあげなさい」と言って、大きめの器を渡してくれた。
女の子はスープを多めによそってくれる。
オデンは串に刺してあるからいいけど、ユブはどうするのか?悩むより訊いた方が早いので「チョギヨ~!イゴ オットケ モゴヨ?(ねぇ!コレどうやって食べるの?)」と尋ねると、女の子は大きなハサミでユブを真っ二つにザックリ切った!
え~っ!それじゃ余計食べにくいと思うけど・・と心の中でわめいていたら、おじさんが「さぁ、店の中で食べてね♪」と言いながら、スプーンと箸を渡してくれた。
プサン大元オムク
3夜連続通ったのに店名を見たのは、記事を書いてから、というマヌケさ!
Hさん、わざわざ店名を確認してくれて、ありがとう💛
オデンとユブ
波型に串で刺しているのがオデン。
右側の巾着型のアゲがユブ。
スープは魚介系のあっさりした味で、寒い時はホントに温まる☆
たしか、どちらも2,000ウォンだったと思う。
それまで気づかなかったが、店内にはテーブルが2つあり、クリスマスシーズンらしくミニツリーなども飾ってある。
ちょうど先客が立ったばかりで、1テーブルが空いていた。
壁には50インチくらいの大きな液晶テレビがある。
ドラマだと思って見ていたら、この店の店頭で撮影されたドラマの一部を繰り返しやっているものだった。
背もたれのない木の長椅子に座ると、おじさんはテーブルをきれいに拭いてくれる。
寒いし疲れていたけど、おじさんの笑顔と親切さでホッとした☆
プサン大元オムク店内
大型液晶テレビに繰り返し流されるシーンは、この店を奥から見たようすだった!
韓国に通うこと数10回目にして初めて食べるオデンは、想像以上の美味しさだった!
こんな美味しいものを今まで食べなかったワタシは馬鹿だ。
いつも食事をとることに追われてスナックやおやつ系には、まだまだ疎い。
修業が足らないとつくづく感じた!
※ 文中で海上空子が使っている韓国語は、独学で覚えたもの。
正確じゃなくても許してね!
マウンテンビュー?!
通りの右側が富平洞市場。
釜山港側が良かったなぁ・・
2日目
目覚めたら、まずは天気チェック!
カーテンを開けると青空が見える☆
良かった!
何といっても旅で重要なのは天気だ。
それでなくても『強力雨女』の異名を持つワタシだから、旅先では雨と仲良しになりたくない!!
昨夜歩いた富平洞(プビョンドン)市場を抜け、釜山一の繁華街・光復路(クァンボッロ)を通って朝食へ向かう。
富平洞、南浦洞(ナンポドン)辺りには食堂やレストランがたくさんあるので、何を食べるか迷ってしまう。
あまり食欲がないので、サッパリしたソルロンタンにしよう!
朝の光復路のようす
釜山一の繁華街って書いても説得力ないよねぇ・・
韓国って、朝はテンションが低い国だと思う。
『ソルロンタンが美味しい店はカクトゥギも美味しい!』というのが韓国の定説☆
カクトゥギは、日本では『カクテキ』と呼ばれるキムチの一種で大根の角切りのこと。
ネットの情報では、この店のカクトゥギは土産にする人も多いというので選んだ。
すでに10時近い時間なので店内は、まばら・・
日本のツアー客御用達のホテルが近いこともあり、日本人グループが多い。
ソルロンタンは、1人前10,000ウォン(約1,000円)。
味の好みは人それぞれだが・・ワタシは、もう行かない。
ソルロンタン
牛骨を煮込んだスープのこと。
この店は、牛肉や素麺、ご飯、ネギが入っていた。
2日目
気を取り直して最寄りの地下鉄駅・南浦を目指す。
南浦洞には地下街があるので暑い夏や寒い冬は、ここを通るのがおススメ♪
大通りの向こうは有名なチャガルチ市場!
『チャガルチ』とは、砂利、小石という意味だそうだ。
昔は、そんな海岸だったんだろうなぁ!
と、考えるヒマもないくらいアッという間に南浦駅へ到着!
ひとり旅で欠かせないのが交通カード。
タクシー代が安い韓国は、4人までならタクシーで移動する方がラクだし便利だけどね!
プサンの交通カード
いろんなデザインがあるけど、コレは全然可愛くない!
ソウルで買ったT-money(ティモニ)カードも使えるけど、地下鉄の機械でチャージできないから不便で、買ったもの。
ホント、可愛くない・・
さて前回の旅では、探しても見つからなかった釜山の交通カードがヒョイと出てきたので持って来たが、残高が分からないのでチャージ機を探す。
海外で交通カードを使うなんて難しそう!と思う?
大丈夫!
観光にチカラを入れている韓国では、ちゃんと日本語で購入できるから♪
日本語表示もある交通カード購入・チャージ機
画面下の左にある大きなオレンジ色のボタンがチャージ。
ブルーがカード購入ボタン。
その右側に4つあるのは言語選択ボタンで、左上のブルーが韓国語、右上のオレンジが日本語、右下ピンクが中国語、左下グリーンが英語。
交通カードを使う利点は、まだある!
切符を買う時って、目的地までいくらなのか、いちいち駅名を探してお金を入れないといけない(しかも日本みたいに、どのお札でもOK!なんて親切な機械じゃない)し、割引もない。
でも、交通カードを使うと基本料金が安くなる上、違う路線に乗り換える時に制限時間内なら、いったん駅から出ても大丈夫!
この乗換システムは知らなかったけど、西面(ソミョン)で1号線から2号線へ乗り換える時に『釜山ではロッテデパート本店でしか手に入らないもの』を頼まれて買いに行ったから分かった。
西面も地下街があって地下鉄駅とロッテデパートが直結なので、ホントに便利!
西面の地下街は若い子向けのショップが多い。
若くなくてもチープコスメしか使わないワタシが1ヶ所で買い物を済ませることができるお気に入りの地区だ☆
ウユクリーム
妹が「絶対、買ってきて!」とせがむから仕方なく買った。
肌が白くなるらしいよ☆
『ウユ』は牛乳!
だから牛乳パックみたいなパッケージなんだと思う。
2日目
ワタシは焼き肉が大好きというワケじゃない・・実際、両手足の指を総動員しても足りないくらい韓国へ行っているが、焼き肉を食べたのは数えるくらいだ。
今回は後日、人を案内するための下調べ。
連れて行ってくれるのは、釜山在住の頼れるHさん☆
某地下鉄駅出入口で待ち合わせ、歩いて店へ向かった。
安くて美味しい店を紹介してほしい、というワガママなリクエストに応え、ランチを一緒にしてくれるのだ。
駅から徒歩数分の場所に店があった。
ぱっと見、焼き肉店には見えない・・
まるでパチンコ屋みたい。(ごめんなさい!)
半信半疑で店内に入ると、1Fは待合室とレジのみで、2Fが客席。
焼肉屋の待合スペース
手前にも同じくらいのソファがあるくらい広い。
それだけ人気の店なんだろうと思う☆
店名を書くと、地元の人に迷惑かもしれないから内緒!
大きなフロアは、椅子席と韓国式の座敷に分かれている。
私たちは椅子席へ。
通りに面した大きなガラス張りの窓側席なので、見晴らしが良い♪
外は寒かったが、日が当たるのでポカポカしている。
メニューを持ってきてもらい、しばし2人で眺める。
ワタシは、どうせ食べるならいちばん高い韓牛(ハヌ)の生カルビ!と思ったが、Hさんは「いちばん安いタレ焼きにしましょう!」と言う。
今日は下見だしランチだから、いいか♪と妥協。
皿が続々と運ばれて来る。
無料おかず
大皿いっぱいの生タマネギスライス!
日本の生タマネギは食べるとムカムカするけど、韓国のは平気☆
不思議だ!
無料おかず
左は、青唐辛子とサンチュ。
右は、チョレギサラダ甘辛いドレッシングが美味しい♪
無料おかず
左は、唐辛子や何かの葉っぱなどを甘酢に漬けたもの。
右は、白菜の白キムチ(唐辛子を使わないキムチ)に唐辛子ベースのタレをシャーベット状にしてかけたもの。
見た目の美しさだけでなく、とても美味しかった☆
そして、いよいよメイン料理の登場!!
赤と黄のパプリカの輪切りで飾り付けたヤンニョム和えの牛肉とトッカルビ(韓国風ハンバーグ)がやってきた!
ヤンニョムは合わせ調味料のことで、焼き肉の場合は甘辛い味だ。
ヤンニョム和えにすることで肉質が柔らかくなり食べやすくなる。
肉の上にトングとハサミがデンッと乗っているのが何とも韓国風☆(笑)
いちばん安いヤンニョムカルビ
1人前16,000ウォン(約1,600円)という激安価格だが、量も多くてお得!
Hさんが、ハンバーグみたいなものを指して「コレ、何か知っている?」と訊く。
うん!トッカルビでしょ?と答えると、「食べ物のことだけは、良く知っているね!」と笑う。
いつものことだが、せっせと焼くのはHさんで、ワタシはパクパク食べるだけ!
幸せだ~💛
韓国風ハンバーグ?
手前にある丸くて平たいのがトッカルビ。
韓国では、メイン料理とご飯を一緒に食べない。
焼き肉を食べた後「お食事は、どうなさいますか?」とスタッフが訊きに来る。
ワタシにしてみれば、食事はもう充分!と言いたいところだが・・
Hさんは、ワタシがご飯嫌いだと知っているので、気を利かせて2種類の冷麺を注文してくれた。
少しでも多くの韓国料理を食べさせようと配慮してくれるのだ☆
この店ではランチサービスとして①冷麺、②ピビン冷麺、③ご飯と味噌汁 から1人につき1つをタダで選べる!
しかもミニサイズじゃなく、普通盛り。
韓国ってサービス良すぎ!!
ムルレンミョン(水冷麺)
日本でも、よく見かける冷麺。
この麺は、極細で食べやすかった☆
シャーベット状のスープは全く辛くない。
麺の上には、きゅうり、薄切りの牛肉、梨の薄切り、ゆで卵などがのっている。
ピビンネンミョン(ピビン冷麺)
唐辛子ベースのヤンニョムで和えた麺なのですごく辛い!
麺をすするとむせて咳が出るくらい辛いので、辛さに弱い人には勧められない。
でも、その辛さが韓国人は大好き💛
韓国は昔から、お客さまをもてなす時に『テーブルの脚が折れるくらいギッシリごちそうを並べる』という風習があるが、その精神が今でも生きているということだろう☆
2日目
食後、Hさんと地下鉄に乗り、ワタシはセンタムシティ駅で降りた。
19時からのナイトツアーバスに参加するまで体力温存のため、暖かい場所でのんびりするつもり♪
センタムシティ駅は、ロッテ百貨店とシンセゲ(新世界)百貨店に直結しているので、寒い道を歩く必要がない。
地下鉄駅やデパートは良く考えて動かないと広いから歩き疲れる。
今回は構内の表示をしっかり見て歩いたので、最小限の移動で済んだ☆
ワタシも少しずつ進化しているのだ!(笑)
ちょい悪なサンタパンダ
新世界デパートの地下出入口横にいた2頭のパンダ。
ちょい悪な顔がおもしろい♪
大きなガラスの向こうに見える大理石風の噴水があるところがロッテデパート
最高級と言われる新世界デパートに来るのは釜山旅行の恒例行事になっている。
ブランド品を買うワケじゃないけどね!
デパ地下で売っている食べ物をチェックしつつ、エスカレーターで1Fへ。
上がったところがメインエントランスなのでインフォメーションがあり、季節に合わせたデコレーションを見られる。
シンセゲ(新世界)百貨店
手前に立っている女性と比べると大きさが分かるかな?
今年は、ちょっとシックな雰囲気☆
吹き抜けのエントランスホールを通り抜けて、お目当ての『Spaland(スパランド)』へ向かう。
ここは、韓国人が大好きなチムジルバンの高級バージョンで、いろんな種類のサウナを楽しめるところだ。
Spaland(スパランド)は、こちら♪
ギネスに『世界一の売り場面積』と認定されたデパート内なので、場所を間違えると歩きくたびれる。
デパートに向かって正面に立ったら左手に歩き、化粧品売り場を通り抜けてプラダとディオールの間の通路を入ると、奥にSpalandがある。
受付で入場料(平日15,000ウォン)を支払い、番号を印刷したレシートをもらってエスカレーターで上がる。
靴をレシートの番号と同じボックスへ入れて扉を閉じると、シリコンバンド付の鍵が自動で飛び出してくる。
鍵を使って入口のバーを通り、番号レシートを受付スタッフに渡すと全身を一瞬でチェックして体格に合ったスパ用シャツとパンツ、そしてタオル2枚を手渡してくれる。
受付の右手が女性用、左手が男性用ロッカールームに分かれているからカップルは、ここでいったんお別れ。
ロッカーも同じ番号を探して鍵で開け、荷物や衣服を収納する。
2日目
すっぽんぽんになったら、鍵付きシリコンバンドを手首に付けて温泉へGO♪
いろんな温度の温泉があるので好きなところへどうぞ!
女性用しか見たことがないけど(当たり前か‥)、奥の一段高いところにあるジャグジーがいつも混んでいる。
勇気を出して韓国アジュンマ(おばちゃん)の群れに突撃!
どうやら、カラダが吹っ飛ぶくらい強烈なジェット水流が人気の理由みたいだ。
たぶん、あの振動でお肉が取れるような気分になるんだと思う・・
さて、温泉で温まったらチムジルバンへ移動!
チムジルバンは男女一緒に過ごせるので、カップルも多い。
シンセゲSpalandは、小学生以下の子どもがいないからリラックスできる☆
女性用お風呂は、こちら!
マネキンが着ているのが館内ウェア。
頭に巻いているのはタオルで『ヤギ巻き』と呼ばれる。
なぜ、ヤギなのかは不明・・
Spalandのパッピンス
手前にあるのはデザートスプーンじゃなくて、ふつうサイズのスプーン!
となると、器の大きさが尋常じゃないことが分かるよね?
写真は別の時に数人で食べたもの。
風呂上りは、喉が渇く。
ロッカールームには無料冷水器もあるけど、韓国で食べたいのは『パッピンス』💛
『パッ』は、小豆。
『ピンス』が氷水のこと。
最初は小豆氷だったんだろう!
以前、パッピンスは夏限定の食べ物だったが、今は店ごとに特徴のある商品を1年じゅう売っている。
ちなみにSpalandのは、きなこや小豆、餅、アイスクリーム、ナッツなどがトッピングしてある。
だけど1人用のパッピンスって、ないからなぁ。
値段は1食分の食費よりずっと高いから、残すのはもったいないと思ってしまう・・
つくづく貧乏性!
売店で『オクスススヨン(トウモロコシのひげ)茶』を買って、ガマン!
手首にはめた鍵付きシリコンバンドをスタッフに渡すと機械に当てて、ピッ!と決済。
館内でマッサージ機、食事、エステなどを利用した時は、コレで支払う。
現金を持ち歩かなくて済むから、すごく便利♪
お気に入りのサウナ
ネオンの色は、どんどん変わるが、人がいない時を狙って撮るのが大変!
誰だってサウナ着姿なんか写されたくないよね・・
チムジルバンは、高温から低温までいろいろな種類の部屋がある。
ワタシのお気に入りは、38℃くらいの低い温度のネオンカラーのサウナ!
静かな音が響いていて落ち着く。
今回は空いていたので、いちばん広くて寝やすい場所を確保できた。
タオルを枕代わりにして、ゴロンと寝る。
カラダの芯から温まるので自然と眠くなってくる・・
1時間近く、うつらうつらしていた。
でも板の上じゃカラダが痛くて眠れない!
あまりにも眠いので、休憩室へ移動する。
1台3,000,000ウォン(約30万円)という寝心地満点のソファに寝そべり、顔にタオルをかけて寝る・・ZZZ(ワタシは何をしに、釜山へ来ていたんだっけ?)
2日目
シンセゲ(新世界)Spalandでカラダの芯から温まったので、釜山シティツアーバス出発地である釜山駅まで地下鉄で移動♪
2号線で西面(ソミョン)へ行くまでは座ることができたが、1号線に乗り換えた時は買い物帰りの人で満員だった!
それでも、優先席に座る不届きな若者はいない。
年長者を大切にする良き風習が釜山では、まだ残っているようだ☆
ソウルではヘッドホンをつけ音楽を聴くフリをして、知らん顔して優先席に座っているのを見たことがある。
地下鉄に乗っていて気づいたが、観光地や乗換駅に到着する時は多言語(英語、日本語、中国語)でアナウンスがある。
コレがあるだけでも観光客は助かると思う!
それに、車両内に電光掲示板で次の駅名が表示されるので、しっかり見ていれば乗り過ごすこともないだろう。
プサンの地下鉄駅ホームのようす
安全対策のためのドアがあるので、誤って線路へ転落するようなことはない。
地下鉄を降りた時は、出口を確認してから移動した方がよい。
逆方向に歩いたり、道路の反対側に上がると戻るのが大変!
交通カードを機械に当て、ピッ!と鳴ったらバーを押して出る。
釜山駅には何度も来ているので、最寄りの出口は確認済み♪
すでに辺りは薄暗くなり、駅前のイルミネーションがきれいだ☆
時間は充分あるし気ままなひとり旅だから、好きなだけ写真を撮ってしまう。
色がどんどん変化するので、おもしろい!
プサン駅前広場
手前の曲線のイルミネーションとクリスマスツリーの間に見えるのが『釜山駅』というハングル文字。
2日目
釜山駅構内にはレストラン街があるので、ここで夕食をとるつもり。
釜山駅は韓国の高速鉄道KTXが発着するので、利用客がとても多い。
1Fには大型ロッカーがあり、荷物を置いて行動したい人には便利だ。(ただし、利用法の解説に日本語は、ない!)
駅正面のエスカレーターを上がって行くと、カウンターだけの店先に人だかりができていた。
何を食べているのかな?と近づいてみると、オデンだった!
やっぱり寒い時は、熱いツユを飲みながら食べるオデンがいいよねぇ♪
レストラン街には、一般的な韓国の定食を食べられる店、ファストフード店、カフェなどがある。
でも、ランチで焼き肉と冷麺をお腹いっぱい食べたワタシは、食事をするだけの余力が残っていない・・
プサン駅構内のオデン屋に群がる人たち
ほかの店はヒマそう・・
ワタシが韓国に行くようになった頃から、カフェという新しい文化が生まれた!
今では、『石を投げればカフェに当たる!』ほど、あちこちに多くの店ができている。
ウロウロしていたら疲れるだけだから、落ち着いた雰囲気の店に入った。
フカフカの椅子でツアーバスの出発時間まで、のんびり過ごそう☆
食欲は、ないハズなのにレジの横に置いてあるハニートーストが美味しそう!
コーヒーだけのつもりが、つい注文してしまった。
ふつうの飲食店で料理を注文するのは簡単だけど、カフェは苦手。
店内で飲むのか、持ち帰りなのか?大きさは?シロップは?ほかにもワケ分からないことを次々に訊いてくるから・・
スタッフは、日本語はもちろん英語も通じないから、お互い意思疎通に悪戦苦闘!
注文後は、でき上がりを知らせる『バイブ付お知らせ機(正式名称は分からない)』を受け取って、好きな席へ移動♪
コレって、かなり前から韓国のカフェでは当たり前のものなんだけど、ホントに便利だと思う。
注文品ができ上がるとブルブル振動しながらピカピカ光るからテーブルに置いておけば絶対に気づく!
でも写真を撮るのは、いつも忘れてしまう。
コーヒーとハニートースト
韓国では、日本でいうブラックコーヒーを『アメリカノー』と呼ぶ。
とりあえず、コレを覚えておけばコーヒーを飲める。
それにしても、サンプルと全く違うものが出てくることが多い韓国で、サンプルそのままの『てんこ盛りクリーム』がのっている!!
3cm以上ありそうな分厚いトーストを9等分に切り目を入れ、ハチミツをたっぷりかけた上にドカンとホイップクリームがのっている!
ホイップクリームは苦手だから、皿に落とす。
9等分でも結構大きい!
半分にしてパクっと食べたら、サクサク生地と甘いハチミツとほとんど甘くないホイップクリームが口の中で溶け合って幸せ~♡
韓国にいると無性に甘いものが食べたくなるのは何故?
2日目
釜山駅へ向かって広場に立つと右側にタクシー乗り場がある。
すぐ傍に東横インホテルがあり、隣のホテルの前がシティツアーバスの発着場所だ。
あまり早く行くと寒いと思って、出発時間の5分前に駅を出たら、すでに2台のバスがいた!
プサンシティツアーバス
これは普通のバスだけど、昼間のツアーはオープンデッキの2階建てバスもある。(でも、冬は遠慮したいよねぇ‥)
後ろに停まっていたバスは乗客を降ろすと、そのままいなくなったので、慌てて前方に停車しているバスまで歩く。
運転手らしき男性に「これがナイトツアーバス?」と訊くと、「そうだよ。彼女に手続きしてもらってね」と車内の女性を指差して教えてくれた。
昼間のシティツアーバスは予約しなくても乗れるが、夜景コースは完全予約制。
でも日本語のリンク先が間違っていて、どうしても日本語では予約サイトにアクセスできなかったので、Hさんに代行してもらった。
寒い時期だから客は少ないだろうと思っていたら、8割くらいの席は埋まってしまった!
しかも、半数以上は韓国人だ。
ガイドは同乗せず、モニター画面で次に行く場所の解説があるだけ。
運転手が時々マイクで「もうすぐ右手にアレが見える」とか、「写真スポットが近づくからカメラを準備して!」と韓国語で言うが、ワタシはいつもワンテンポ遅れてしまう・・
釜山港には、本土と影島(ヨンド)を結ぶ橋がいくつかある。
中でも、いちばん新しい釜山港大橋(2014年完成)は、イルミネーションがとても美しい!
釜山駅前を出発したバスは、影島へ最初に架けられた釜山大橋を渡って行く。
左手に美しい釜山港大橋が見えるが、ワタシは右側に座ったので写せない・・その後、影島を回って本土へ戻るため釜山港大橋へ差し掛かった時、バスの運転手さんが「さあ、皆さん!カメラを準備して!」と言う。
でも、結果はダメだった・・
プサン港大橋
接続道路がループ状なので、グルグル回ってカメラの焦点が合わなかった・・
だから、小さめの写真。
本土へ戻ると、韓国有数の港湾施設ならではの大型クレーンがズラッと並ぶ風景が見える☆
これも、すばらしいのに橋を支えるたくさんのワイヤーが邪魔をして写真を撮れない・・
夜景ツアーなんだから、どこかシャッターポイントで停まってくれたらいいのに!
バスのモニター画面に映されたコンテナターミナル
光きらめくターミナルにそそり立つキリン達(大型クレーン)が美しい☆
釜山港沿いの道路を走ると、昔の国際線フェリーターミナルが見えた。
関釜フェリーやビートルが通ったところだ。
現在、日本からの船は少し北側に新しく造られた大きなクジラ型のターミナルに到着するそうだ。
北九州空港からの旅を勧める紀行文で書くのも何だけど、北九州から釜山へ旅行するなら、船もいいと思う☆(ただし、船酔いしない人ならば・・)
広安大橋(クァンアンテギョ)
上りと下りが上下に分かれているので、海雲台から釜山市街へ向かう時は見晴らしが良い。
バスは広安大橋のたもとに到着!
この橋は釜山市街とリゾート地・海雲台(ヘウンデ)をつなぐ美しい橋だ。
夜景コースは広安大橋を見るため橋を渡らずに、広安里海水浴場の方へ向かう。
ここで10分のフォトタイム!
広安里海水浴場は、10月に世界花火大会が行われるところで、釜山っ子たちの寛ぎの場所だ。
弓なりの海岸に沿って多くのカフェや海鮮料理の店が並んでいる。
運転手がトイレについて放送したが、よく聴き取れなかったのでバスを降りる時に確認した。
某カフェチェーンのトイレを使用できるようだ!
ありがたいなぁ💛
バスに乗る前にラージサイズのコーヒーを飲んだから助かる。
ちゃんとスタッフにお礼を言ったけど、コーヒーは買わなかった(ゴメンね・・)
カフェの2F
大きなガラス窓から広安大橋がドーンと見える!
ゆっくり寛げそうな空間だ☆
2日目
12月の釜山の夜は風が強く寒かった!
ダウンコートを着て、マフラーをグルグル巻きにしても寒い!!
それでもかじかむ指で一生懸命シャッターを押す。
夜景コースは天候が悪い時以外は、山の頂上に上るハズなのに、そのまま海雲台へ移動した。
韓国一高いビル
たしか80階建てだったと思う。
手前にあるのはパークハイアットホテル。
どっちも高さだけじゃなく、値段も高いよねぇ・・
マリンシティと呼ばれる超高層ビルが立ち並ぶ地区にある映画をモチーフにしたモニュメントのあるところで再び、10分のフォトタイム。
釜山は映画祭でも有名なので、こんな施設を作ったんだろうと思う。
グループごとに撮影風景の像やお気に入りの俳優のパネルと一緒にバシバシ写真を撮っている。
映画に関するモニュメント
撮影風景や有名俳優のパネルなどが海岸線に沿って並んでいる。
結局、山頂には行かないまま、広安大橋や釜山港大橋を通って釜山駅へ戻っていく。
「南浦洞で降りる人は、いる?」と運転手が乗客と話をしていた。
ワタシも釜山駅まで戻るより、南浦洞で降りた方がホテルまでの距離が近いので、降りた。
こういう融通が利くのは、ありがたい♪
最初は数人だけ降りると言っていたのに、バスが停まるとかなりの人が降りた。
ほとんどの人は南浦洞で降りるのが良いのか、釜山駅まで乗っていた方が良いのか分からなかったんだろうと思う。
灯台下暗し!
バスツアーの時、きれいに写せなかったプサン港大橋。
よく考えたら、この百貨店の屋上へ行けば展望デッキがあったのに!
ワタシって、ホントにパボ(馬鹿)!!
横断歩道のない大通りを渡るのにどうすればいいか分からないようで、みんな右往左往している。
ワタシは迷わずエレベーターへ歩いて行き、『開くボタン』を押して、早く!こっち!こっち!と叫んだ。
おおぜいの人がダッシュで走って来る。
結局、全員が乗り込む前に重量オーバーでブザーが鳴った!
数人が降りて、エレベーターは歩道橋の上へ。
ワタシは乗ってすぐにエレベーターの構造を判断し、態勢を180度変えてドアが開くのを待ったが、ほとんどの人は乗ってきたドアが開くものと思っていたようだ。
ほら、ほら!そっち!と言うと、みんな一斉にグルっと反対を向く。
夜景ツアーの最後は韓国語をまともに話せないワタシがツアーメイトを引率!(笑)
歩道橋の上でロッテデパートのイルミネーションを写していたら、先に歩いて行ったみんながエレベーターを開けて待っていた。
夜景ツアーの内容は尻切れトンボだったけど、こんな優しさが、ひとり旅のワタシにはうれしい☆
2日目
ライトアップされた釜山タワーを見ながら、光復路に向かって歩く。
昼間も観光客があふれている通りだが、この季節は夜も人通りが絶えない。
今回は、どんな飾りつけなのか楽しみだ!
どうやら今シーズンは紫色のリボン状の空中イルミネーションが特徴のようだ☆
朝、通った時は存在すら気づかなかった・・
光服路のイルミネーション
広場のイルミネーションの中で遊ぶ人たち。
でも、ボ~っと写しているとタクシーにはねられる!
光復路は車がスピードを出せないように車道が蛇行していて、歩道との間には植え込みがあるので、歩行者は広い道を安心して通れる。
我が子の愛らしい姿を写す若い親たちや、東南アジアからの観光客らしい家族が揃って記念写真を撮っているのを見ているとワタシも幸せな気持ちになる♡
光復路のイルミネーション
白いトナカイ2頭。
車道の向こうに赤いマフラーをしたシロクマ。
光復路のイルミネーション
光復路の中央付近にある広場にはステージが設置され、いろんな催し物をやっている。
ここを境にリボン状のイルミネーションが白に変わった!
その一方で、観光客が集まる場所にやって来る犯罪者たちに用心しなければならない!
美しいイルミネーションに見とれたり、夢中で写真を撮っているとスリや置き引きに遭うかもしれないのだ。
ひとり旅は気ままだけど、全てが自己責任!
これからまだ西の富平洞まで歩いてホテルへ戻る。
3日目
起きたらすぐにカーテンを開けて天気をチェック!
いいぞ♪
今日も青い空が見える。
雨女の私にしては上出来な旅行になりそうだ。
富平洞市場を抜けて東へ向かって歩く。
ありとあらゆる商品を売っている国際市場が見えた!
クッション&マットの店
こんな店に入ったら軽く1時間くらい経ってしまいそう!
韓国の商店の特徴は専門性が高いこと。
こんなものだけ売っていて商売になるんだろうか?と思うくらい種類を絞っている。
しかも同じような商品を売る店がずらっと並んでいることが多い。
客の立場に立つと比較しやすいけど・・
クリスマスグッズの店
季節ものを売っているのか、それとも1年じゅうクリスマスグッズを売っているのか?
ホテルを出発したのは10時頃なのに、まだ開店準備中の店が多い。
壁紙専門店などは、ゆっくり覗いてみたいけどグズグズしていたら朝食が昼食になってしまう!
シンチャントストゥ
シンチャンは、人の名前じゃなくて場所の名前。
ワタシは、てっきり店主の名前だと思っていた!
迷路のような市場内を通って、目当ての店『シンチャントストゥ』へ。
この店へ来るのは何年ぶりだろう?
ちょうど男性グループが食事を終えてドッと出てきたので、狭い店内に入ることができた♪
スペシャルトストゥと豆乳を注文♪
韓国のトストゥは、日本のホットサンドのこと。
店主がトーストを鉄板にのせ、パッパとひっくり返しながら卵を絶妙な加減に炒め、ソースを2種類かけて挟むようすは流れるような美しい手さばきだ!!
ホントは焼くのをジッと見ていたいけど、優しい店主と奥さんは「寒いから早く店に入って!」と言う。
スペシャルトストゥ
野菜入りオムレツ、分厚いハム、チーズと店オリジナルのソース入り。
温かい豆乳
クルトンとは思えない小片の物体は何だろう?
注文を受けてから作るフレッシュジュースも美味しいが、寒いので温かい豆乳を初めて飲んでみることにした。
日本の豆乳は苦手なんだけどね・・
店内には、3人組の日本人女性グループと母子2人。
分かりにくい場所にある店でも、夫婦の人柄の良さと味の良さが口コミで伝わり、多くの日本人に愛されているんだと思う。
トストゥは、若い男性にとっては軽いおやつかもしれないけど、ワタシには充分な量☆
豆乳は味が濃くて美味しいが、全部飲むのは量が多くて大変だった・・
スペシャルトストゥと豆乳で5,000ウォン(約500円)。
大満足の朝食☆
さぁ、今から山登りに行くぞ!!
3日目
光復路を歩き、いざ山登りへ!なんて言っても、釜山のことに詳しい人なら冒頭部分を読んだだけで「何言ってるんだか!」と呆れるだろう!(笑)
南浦洞にある龍頭山公園は釜山タワーがある高台で、光復路の途中にあるエスカレーターで行ける、釜山を代表する観光地のひとつだ。
龍頭山公園へ上がるエスカレーター
ポイントは『上がれる』ということ!
下りは、エスカレーターの両側にある階段をひたすら歩くことになる。
だけど、やっぱり山登りには違いないとワタシは思う!
エスカレーターを乗り継いで山の上に到着♪
プサンタワーと李舜臣(イ・スンシン)将軍像
お金を払えば屋上の展望台から市内を眺めることができる。
タワーの前にいるのは、豊臣秀吉が朝鮮出兵した時に日本軍を追い払った韓国の英雄・李舜臣将軍の像。
歴史って、いろいろな見方があるからおもしろい!
天候に恵まれたので、キレイな写真を撮れた☆
到着時に撮った、この写真は半分青空だが、公園を散策して戻る前に撮った時は、すでに空が灰色の雲に覆われてきた。
う~ん、いよいよ雨女の本領発揮か?!
以前は観光バスを排除していたのに、某国からの観光客が多すぎて処理できないためか、公園内にズラッとバスが並んでいる。
写真を撮るのに邪魔なんだけど・・
龍頭山公園に並ぶ観光バス
いつから、観光バスで来られるようになったんだろう?
以前はタクシーでも上れなかったのに・・
各種モニュメントの傍には人がたかっていてキレイに撮れないから諦めて、猫を写す(笑)
韓国の猫はハングル文字を読める!
そんなハズは、ないけど、そう思いたくなるような姿☆
振り向いてほしかったなぁ!
3日目
帰りは階段をひたすら降りて、光復路からチャガルチ市場へ移動。
途中、屋台が並ぶBIFF広場を通ったが、お目当てのホットッの店がなかった・・(ガッカリ)
『チャガルチ』とは、砂利・小石の意味だそうだが、名前に合わせて歩道をデコボコに作るのは勘弁してほしい!
ヒールのあるブーツだと、ものすごく歩きにくかった。
市場だけど、ちゃんとドアがある!
中に入ると外よりは暖かい気がする・・
チャガルチ市場
カモメが飛ぶ姿を表す建物らしいが近くで見るとよく分からない。
魚市場とは思えない斬新なデザイン♪
チャガルチ市場内
無数の水槽には生きた魚や貝類があふれんばかりに並んでいる!
床は海水で濡れているし、ぼんやり歩いていると大きなカレイが跳ねて水をぶっかけられることもあるので注意してね♪
海産物オンパレード!
水槽の上に並ぶ6つの入れ物の内容は、右奥から時計周りにカキ、サザエ、アワビ、ナマコ、ケブル、ホヤ。
たぶん、日本人があまり知らないのは『ケブル』だろう。
ソーセージ風のプニュプニュした生き物で、刺身にするとコリコリした歯ざわりで特に味はない。
『ケブル』は韓国語で『犬のお〇ん〇ん』!
そのまんま!!
カメラを持つワタシは見るからに観光客だから、商売熱心な釜山アジメ(おばちゃんという意味の釜山方言)が、「これが美味しいよ!刺身!刺身!」など次々に声をかけてくる。
少しでも歩み寄ったり、微笑んだりしようものならアジメの思い通りになるので、日本人だとバレないように無表情のままスルーする。
新鮮な海産物を食べたい人は、気に入った店で商品を買って、上の階にある食堂で料理してもらえる。
丸ごとの魚を買った場合は、刺身を作った残りのアラで鍋も作ってくれることが多い。
ひとり旅のワタシには、そんな余裕は(お金も時間も)ないから市場を通り抜けて外へ出る。
目の前に広がるのが釜山港だ!
ちなみに、50歳以上の人を連れて来ると必ずと言っていいほど、「椿咲く~春なのに~♪」と歌い出す!(笑)
目立ちたがりのカモメたち
ちょうどシャッターを押すタイミングを計っているとしか思えない!
ここで写真を何枚か撮っていて気づいたが、シャッターを押すと、サッと前を横切るものがいる!
ホントにスピードが速いので分からなかったが、後で確認すると犯人はカモメだった。
釜山港の主役は自分だ!と思っているのかもしれない。
これまで歩いたことがない釜山大橋の方向へ歩いてみる。
チャガルチ市場の横に新しい建物があり、主に貝類を売っているアジメがたくさんいた。
アレ?こんな建物があったっけ?
3D風のイラストがある遊歩道
キレイな遊歩道ができて、立体的に見える錦鯉のような魚が泳いでいる。
左奥に見える白と薄い緑色のがチャガルチ市場。
たしかにカモメが飛んでいるように見える!
アングル75 とは?
丸い輪のようなモニュメントに『アングル75°』と書いてあるけど、どういう意味だろう?
『75°』という数字に意味があるのかな?
遊歩道をそのまま進み、影島大橋をくぐっていくと観光案内所があったので、覗いてみた。
案内所には誰もいない・・
ガイドと思える女性が少し離れたところに立って、スマホで喋っている。
しばらく待ってみたが、いっこうに話が終わりそうもないし、寒いのでロッテ百貨店へ避難することにした。
3日目
14時過ぎに南浦洞(ナンポドン)にあるロッテモールの地下噴水広場でHさんと合流。
ロッテ百貨店光復路店内のロッテモール地下噴水広場
毎時0分から始まる音楽と噴水のショーは、地元客だけでなく観光客にも人気がある。
ショッピングに興味のない人がツレと待ち合わせするのにも分かりやすくてよい場所だ!
釜山っ子のHさんは屋上庭園への最短距離を把握しているので、無駄のないルートでエレベーターホールへ連れて行ってくれる。
最上階まで上がって屋上庭園へ出た。
ワタシにとっては数年ぶりなので懐かしい♪
ガラス張りのエレベーターで展望デッキへ上がると、釜山タワーや港はもちろん360度の大パノラマが広がる!!
しかもタダというのが最高☆
ワタシは知らなかったが展望デッキが延長されたので、そこから影島大橋の開橋を見ることができるらしい!
延長された部分は、やや『くの字』に曲がった形をしている。
端っこへ行くと、ちょうど眼下に影島大橋を見下ろすことができる!
展望デッキには、影島大橋型の椅子もある♪(写真を撮り忘れたけど・・)
影島大橋は、日本統治時代の1934年に完成した韓国唯一の可動橋(跳開橋)だ。
機械の老朽化や水道管設置のため、1966年に跳開が中止されたが、2013年に再び跳開するようになり、釜山観光の目玉のひとつになっている。
開橋までのわずか10分もジッと待っていられないくらい風が冷たいので、展望デッキにあるカフェへ待避。
14時1分前に店を出て、みんなゾロゾロとデッキの端っこへ。
良いポジションを得るために寒い中、がんばっていた人もいる!
釜山港側には転落防止用アクリル板を張ってあるので、手を伸ばしてアクリル板の上から写真を撮る。
ギリギリ届く高さだ。
橋の途中で交通規制を行っているから、車両がズラッと並んでいる。
影島大橋開橋ショー
橋の両側にいる2艘の船は、左右からそれぞれが橋をくぐって見せ場をつくる。
影島大橋の開橋部分にカモメが描かれているのが釜山らしい!
少しずつ開いていく橋と船の動きがおもしろいけど、カメラの画面を確認できないから、何度もシャッターを押す!
次のスケジュールまで時間があるので、辺りを散策することになった。
Hさんと会う前にワタシが行った観光案内所へ行くと、「やあ!今日は何事だい?」と案内所から男性が出てきてHさんに話しかけた。
Hさんがワタシをオムク作りへ案内すると話すと、「ちょっと寄っていけば?」と誘ってくれた。
寒くてたまらなかったので、温かい室内に入れるのはうれしかった☆
もっとも、案内所は3人も入ればギュウギュウというくらいの場所なので、男性4人とワタシですし詰め状態!
年長者を敬う韓国なのに年上の男性にコーヒーをご馳走になってしまった。
甘くて薄味の韓国コーヒーも今では美味しいと感じる💛
観光案内所
影島大橋のたもとにある案内所には、英語、日本語、中国語などを話せるボランティアガイドさんがいる。(いない時もあるけど・・)
案内所には3つの部屋があり左側と中央は記念写真用で、右側がガイドさんの詰め所。
日本語を話せる男性と話し込んでいるワタシを知らない間にHさんが写していた。(苦笑)
左側の部屋
影島大橋のイラストと伝統家具を配置している。
グレーの椅子に座って記念写真を撮るのかな?
中央の部屋
影島大橋のたもとに最近まで残っていた日本家屋のイラスト。
朝鮮戦争後は占いの店がたくさん並んでいたそうだ。
現在のようす
写真右側の階段がイラストにも描かれている。
朝鮮戦争によって国が南北に分断されたため、家族と生き別れた多くの人々が「影島大橋で会おう」と約束したという。
再会できない人たちは、家族を探すために占いに頼ったのではないだろうか?
影島大橋は、釜山の光と影両面を持った特別な橋のようだ。
3日目
再び、影島大橋(ヨンドテギョ)の下を抜ける遊歩道を通ってチャガルチ市場側へ。
何も分からず通り過ぎた場所は、釜山がアジアとヨーロッパを結ぶ航路の出発地である意味を込めた名前の広場だったことを知った。
『ユラリ広場』というそうだ。
ひとり旅は自由気ままでいいけど、言葉が通じる現地の人が一緒だと10倍の価値を持つと思う!
Hさんは、海産物の店が集まったチャガルチ市場のビル屋上に展望台があることも教えてくれ、連れて行ってくれた。
釜山港
船の奥に見えるエメラルドグリーンと白の変わった建物がチャガルチ市場。
こっちから見ると、カモメをデザインした建物だということがよく分かる!
エレベーターで最上階まで行くとホテルがある。
ホテルのデッキからもプサン港がよく見えるが、展望台は更に階段を上がったところにあるらしい。
ここが本当の屋上デッキ!
カモメの背中に乗っているのかな?
ホテルへ下りる階段の壁には釜山の名所やチャガルチ市場のマスコット『アジメ(釜山方言でおばちゃんの意味)と魚ちゃん』がいた。
このマスコットは、周辺のマンホールの蓋にも描かれている。
働き者のアジメは、チャガルチ市場を支える最大のチカラを持っていると思う!
フロントのカウンターに猫の写真を飾ってあったので若くて可愛いスタッフに、どういう猫なのか尋ねた。
ホテルのペットだったそうだ。
今は天国で暮らしているらしい☆
きっと各国からやって来るゲストや市場の人たちに愛されていたに違いない💛
ここなら、餌をもらわなくてもご飯に困ることもなかっただろうなぁ!
3日目
オムク作りをする場所は影島(ヨンド)にあるらしい。
タクシーで移動・・といっても影島大橋を渡ってすぐの場所だった!
そもそも、オムクが何なのかを説明すべきか・・
オムクは、かまぼこやさつま揚げのようなものだ。(ワタシは、古くから関釜フェリーでつながっている下関から伝わったものじゃないか?と推測しているけど、事実は分からない)
1953年創業の老舗オムク店
サムジンオムクという釜山でも有数の歴史を誇る店。
到着して気づいたが、以前来たことがある!
その時は、ただオムクを買いに来ただけだけど・・
大人気の『海老入りオムクコロッケ』がすごく美味しかった!!
店は相変わらず繁盛していて、多くのお客さんで賑わっていた。
店の横の通路を抜けて体験コーナーへ行く。
体験料は、1人15,000ウォン。
Hさんは「自分は通訳するだけで体験は必要ないから」とスタッフと折衝。
しかし、スタッフは「2人分の材料を準備しているからダメ!」とキッパリ断る。
ワタシは、素直に2人分30,000ウォン払う。
『釜山女子』と闘って勝てるハズがない・・働き者で勝気な釜山女子には、とてもかなわない。
続いて、若くて可愛い先生が登場!
彼女がオムク作りを指導してくれるようだ。
よろしくお願いしま~す♪
エプロンと帽子を身に着けて、ガラス張りの作業室へ入ると、まず手洗い!
大きな作業台に準備されたマットの上に直径10cmくらいの大きさの材料を丸めたものがのっている。
傍には、手を切る心配のない長いヘラのような包丁や型枠が用意してある。
先生が、ヘラのような包丁で丸い材料をつぶすように押さえて広げ、パンッと叩くように包丁から剥がし、また材料を集めて広げ、叩くという作業をやって見せる。
かまぼこ作りで有名な下関が近いので、ワタシは何度も作業を見たことがある。
しかし!コレが見るとやるとは大違い!!
若くて可愛い先生は、いとも簡単にできるのに、自分がやるとへなちょこもいいところで、マットからうまく材料を剥がすことすらできない・・
つまり見た目よりずっとチカラがいるのだ!(いや・・チカラじゃなくて、コツかも!)
先生が説明したことをHさんが通訳してくれるが理屈は分かっても、できないものはできないのである。
悔しいやら情けないやら・・
型枠から外す時も、先生は竹串を使ってスッときれいに外すのに、自分がやると空気がシッカリ抜けていないせいかグニャッとして頼りない。(製作者の性格そのままだ!)
丸いものと四角いものは、パプリカやイカスミなど自然食品で色を付けた材料を絞り出して好きな図柄を作る。
先生の作品
黄色い花も屋号(左から、サムジンオムクと読む)もきちんと生地にくっついている☆
素人が作ると全然違うものになる・・ヘタクソ過ぎてネットにはアップできない!
丸と四角2つずつの型枠に材料を詰めた後も、残った材料で広げる、叩く、集めるという作業を1人でブツブツ言いながら反復するワタシ・・
本気モード!
生地を上手に捏ねることができないのが悔しくて、意地になって繰り返しているのを写されていた。
次は、ピザ風オムク作り。
土曜日だと『ちくわ』を作れるらしいが、今日はピザしかできないそうだ。
残った材料を大きな丸い型枠に押し込んでから、タマネギ、ピーマン、サラミ、チーズなどをトッピング。
こっちの方が5色の材料で図柄を作るより、ずっと簡単♪
ピザオムク
ホテルに戻って箱を開けたら、湯気でシートが濡れていたが、美味しそう!
マイオムク♪
デキが悪くても、自分で作ったものは愛おしい☆
作品を蒸すのに約20分かかるので、店の歴史をスライドで見ながら時間つぶし。
でき上がった作品は、ピザの宅配ボックスみたいな箱にきちんと詰めてくれる。
ピザの上に、自分が作った丸いもの2枚、四角いもの2枚と中央に先生が作った『サムジンオムク』という名前入りのものが入っている。
でき立てなので、湯気で箱がしっとりしている。
今、食べたら美味しいだろうな♪(たとえ見た目は悪くても、材料は店のものなんだから!)
実際、日本へ持って帰って温めて食べたら、オムクピザは思った以上に美味しかった☆
そういえば『チーズかまぼこ』って、あるよね?
今回、宿泊したのは釜山一の繁華街・南浦洞(ナンポドン)の隣にある富平洞(プピョンドン)のGnBホテル。
まだ新しいホテルなので、あまりタクシードライバーには知られていないようだ。
ホテルの外観
この日は天気が良かったので空がきれい☆
フロントはシンプル
スタッフは若い人ばかりだけど、ゲストの役に立ちたいという懸命さを感じる。
写真の右手奥がエレベーターホールで、ルームキーがないとホールへのドアを開けられないから、セキュリティも良い!
併設のカフェ
フロントの前にはカフェが併設されており、チェックイン時に滞在中、毎日使える無料コーヒー券をもらえる。
スタンダードダブルの部屋
これくらいの広さがあれば、スーツケースを広げることができるよね♪
便利グッズ☆
湯沸かしポットはワタシにとって必需品!
備え付けのコーヒーも割と美味しかった。(韓国では信じられないくらい薄いコーヒーや緑茶が多い)
もちろん、冷蔵庫には無料の水が毎日2本セットされる!
大型液晶テレビは有線放送も見られるので、韓国ドラマ好きは、うれしいだろう♪
バスルーム
トイレが温水洗浄暖房便座じゃないのはガマンする。
ところが、寒さ厳しい韓国の12月だから、わざわざバスタブ付の部屋にしたのに、強力換気扇のせいで恐ろしく寒いバスルームは、お湯を溜められない仕組みだった。(正確に言えば、お湯は溜められるけど、排水に問題がある!)
何も知らない初日、バスタブに湯を張りカラダを温めてから排水してシャワーを使おうとしたら・・なんと、排水された水は排水溝ではなくバスルームに流れ出て、もう少しで部屋までお湯があふれそうになった!
何をどうしたら、そういう仕組みになるワケ?
このバスルームを何とかすれば、コスパの良いホテルと言える。
4日目
いよいよ釜山旅最終日!
雨は降っていないが、あまり天気が良くない・・まあ、自分が雨女なんだから仕方ないけど。
帰国便は14時釜山発なので、観光できるのは午前中のみ。
早めに起きて荷物をまとめてから朝食へ出かける♪
何にしようか?と悩んだ結果、初めての店に挑戦することにした。
大げさなことを!と笑われるかもしれないが、釜山のテジクッパッはワタシにとって特別な食べ物で、いつも決まった店でしか食べない。
今回は時間がないし、たまたまホテルの傍に評判の良い店があったので行ってみることにしたのだ。
韓国ミニ情報!
『テジクッパッ』は、豚骨スープに煮込んだ豚肉とご飯が入った料理で、好みでアミ(とても小さな海老?)、ニラ、素麺などを入れて食べる慶尚南道独特の食べ物。
豚骨ラーメンに慣れている福岡県民なら、きっと気に入るハズ☆
朝の風景
いつも感じるけど、朝の韓国は人通りが少なくて寂しい・・
仕事へ行く人や学校へ向かう学生は、もっと早い時間に動くのかなぁ?
イチョウの紅葉(黄葉?)も、もうすぐ終わり。
マッチョなお兄さん☆
見て!見て!荷物の運び方!
まるで赤ちゃんをおんぶするかのようにビールケースを4箱も担いでいる!!
昔の釜山港の荷運びの写真を見たことがあるけど、韓国人男性はチカラ持ちだなぁ☆
ミリャンスンデテジクッパッ店内
目的地のミリャンスンデテジクッパッは、すぐ見つかった!
店内はガランとしている。
昔風の店には必ず座敷タイプのテーブル席がある。
韓国人は、やはり靴を脱いでオンドルの床に座るのが好きなんだろう♪
ワタシは正座が苦手だから、イス席へ。
ふつうのテジクッパッにするか、この店の名物『スンデ入りテジクッパッ』にするか悩む。
やはり、名物を食べるべきだよね!
スンデテジクッパッ
来た!来た!
大きなお盆にグラグラ煮立ったスンデ入りテジクッパッと蓋付きの器に入ったご飯、そして無料のおかずたち♪
だけど、煮立っていて姿がよく見えない・・
スンデとは?
で、湯気が少し収まってからスッカラ(スプーン)にスンデを載せてみた。
コレは、スンデを輪切りにしたもの。
スンデを見たことがない人が多いかもしれないので、ちょっと説明・・
スンデは豚の腸に豚の血液やもち米、野菜、韓国はるさめなどを入れたソーセージみたいなもの。
在来市場へ行くとグルグルとぐろを巻いたスンデを見ることができる!
初スンデの感想は・・また食べたいというものではないかな(苦笑)
탑승수속 搭乗手続き中!
って書いてあるけど、手続きしていないよね?
釜山金海国際空港は何度も利用しているけど、制限区域に入るとダンキンドーナツとセブンイレブンしかないのが難点。
できたら、ターミナル内のレストランでゆっくり食事をしたいけど、手続きに時間がかかったら・・と思うと不安で、どうしても早めに出国してしまう。
今日は、人生初めてのラウンジ体験をするつもり♪
LCC利用者の分際だが、親会社である大韓航空のラウンジへ行ってみよう!
出発フロアからエスカレーターで上がると右手に大韓航空、左手にアシアナ航空のラウンジがある。
KOREAN AIR ラウンジ
これまで来たことがなかった3Fへエスカレーターで上がると右側に大韓航空、左側にアシアナ航空のラウンジがある。
ジンエアーのチケットで本当に利用できるのか、ドキドキする!
ラウンジには、けっこう椅子があるが隣との距離が狭くて、あまり寛げる雰囲気じゃない。
初めてのラウンジ利用者が言うセリフじゃないけど・・
ビュッフェなどはなく、ラップで包んだサンドイッチとマフィンやお菓子、おつまみ程度の食べ物とカップ麺、そして飲み物類だけだった。
お菓子類
左端にあるのは韓国土産としても有名な『バターワッフル』
サクサクした食感で甘味とバターの塩気が絶妙♪
おつまみのナッツ類は、売り切れ状態だった・・
サンドイッチとコーヒーの昼食
ラップにくるんであるから、ちょっと食べにくいけどハムとチーズを挟んだサンドイッチは、思ったより美味しかった☆
ミニッツメイドのオレンジジュースも好き!
日本人ビジネスマンご一行が、ビールやおつまみと一緒に『辛ラーメン』のカップ麺を食べているのが微笑ましかった。
少しでも食費を浮かしてお土産代に回すのかもしれないな♪
旅行先で立ち寄った場所のトイレを撮影するのはワタシの趣味のひとつ。
ラウンジのトイレは、「こんなに広くする必要があるんだろうか?」と思うくらい広々していた。
温水洗浄暖房便座なのも良い☆
韓国ミニ情報!!
韓国のトイレではトイレットペーパーを流してはいけないところがあるので気をつけよう!
便器の傍にはたいてい大きな入れ物があり、そこへ使用済みのトイレットペーパーを入れることになっている。
世界一清潔なトイレに慣れた日本人は、使用済みペーパーが山積みになっているのを見たら、かなりショックを受けるだろう。
しかし、『郷に入っては郷に従え』ということわざ通りにしないと、恥ずかしい思いをすることになるかもしれない。
公共の場所ならまだしも、ホテルの部屋にあるトイレを詰まらせたら犯人を特定されるから・・(笑)
搭乗開始時間5分前にエスカレーターを下りて、出発ゲートへ向かう。
いつも思うけど何故、我先に搭乗しようとする人が多いのか分からない!
椅子取りゲームじゃないし、席も決まっているのに・・
ジンエアーの機種は、左右3席ずつのボーイング737-800。
小さな開閉式のモニター画面すらないので、CAが前方と中央部に2人立って非常時の対応について実演する。
シートベルトの着脱を説明するイケメンCA💛
韓国の航空会社は、若い男性CAが多い。
CAはサービスのためというより保安要員という意味合いが強くなった今、いざという時、頼りになる男性の方が向いているかもしれない。
機内販売メニュー
LCCでは基本的に食事は有料。
『お腹が減った人は、機内で買ってね!』ということだ。
価格は空飛ぶ飛行機にふさわしいハイプライス!
36R
ゼブラ模様の向こうに書いてある文字が見えるかな?
空港の滑走路には必ず2桁の数字が書いてある。(コレは世界中共通!)
滑走路の方向を表すもので真北なら36、反対側は18となる。
つまりプサン金海国際空港は、真北と真南に向いているということ!
アルファベットは、複数の滑走路を持つ空港の場合に右側を表すR、左側を表すLの意味。
釜山金海国際空港には2本の滑走路があるから、RとLが付く。
ちなみに北九州空港も36と18!!
今度チャンスがあったら、ぜひ確認してみてね♪
機内サービス
いちおう、水のサービスがある。
ただし、もらえるのはCAが運んできた時に気づいた人だけ。
目をつぶっていたり、窓の外を眺めていたらもらえない・・
ビジネスジェット
北九州空港国際線ゲートに到着したら、隣にある小型飛行機駐機場にビジネスジェットが2機もあった!
誰が使うんだろう?
うらやましいなぁ☆
最後まで読んでくれてありがとう!!
海上空子