食後、最寄りの地下鉄駅で降ろしてほしい、とMIYOさんにお願いしたら「高速道路を使えば、ほとんど時間は変わらないから!」と言ってホテルまで送ってくれた。
初めて会ったのに、ここまで優しくもらって何とお礼を言えばいいのか、と思っていたら別れ際に「記念に持って帰ってください」とキレイな栞(韓服の上着の形のもの)をプレゼントしてくれた。
韓国にかけがえのない友人がまた1人増えた☆
務安国際空港正面
15時30分、予約していたタクシーでホテルから空港へ向かう。(もっとも、ホテルのスタッフは光州空港だと思い込んでいたようだった!)
所要時間は約30分!
乗った時に「料金は₩60,000(約6,000円)です」と言われた。
余裕を見て出発したので時間がタップリある☆
四天王たちは「北九州便に合わせたバスが17時に空港へ到着するから、それを使えば大丈夫!」と言ったが万一、渋滞などが起きた時に離陸1時間前に到着するバスでは困ると思ったから利用しなかった。
今日、16時から案内所で仕事をするMARIKOさんと会うまで椅子に座って待った。
MARIKOさんもプレゼントを持って来てくれていた☆
その上、MICHIKOさんから自家製の梅ジュースも預かって来ていた!
お世話になったのはワタシなのに優しい人ばかりでうれしくなる♪
務安国際空港ターミナル内
コリアエクスプレスはアシアナ航空が代行しているようだ。
2時間前だけど誰もいない・・
務安国際空港ターミナル内
出国ゲートを挟んで反対側にチェジュ航空のカウンターがある。
こっちは人の出入りがある。
大阪関空行きの便があるからだ!
写真展
出発ロビーに務安の美しい自然を写した写真をパネルにしたものがたくさん飾ってあった。
その中に、回山白蓮池の蓮の花がたくさん咲いているのがあった!
これが8月のようすなんだろうなぁ☆
先日の訪問の時は、葉っぱだけだった・・
ナクチ(手長ダコ)を捕った漁師の笑顔
ひとつの仕事を長く続けた人の顔は、すばらしい!
自信に満ちた顔だ☆
プロはほんの小さな穴を見て、どこに隠れているか分かるらしい!
レンコン料理
蓮の花が咲くということはレンコンができるということ!
収穫期には美味しいレンコン料理が食べられる☆
左下は蓮の花のお茶だろうか?
務安国際空港ターミナル内
一部は吹き抜けになっていて解放感がある。
というか・・だれもいないので寂しい!
出発時間が近くなると、ぼちぼち韓国人が集まって来た。
アシアナ航空のスタッフがカウンターに入ったので、いよいよチェックイン開始か?と思ったが、MARIKOさんに訊いてもらったら、やっぱり90分前からじゃないとチェックインできないと分かって、余計ガッカリ・・
制限区域内のハートオブジェ
チェックインまで一緒にいてくれたMARIKOさんにこれまでお世話になったお礼を言って別れた。
出国手続きは、搭乗者が少ないので混雑もない。
ここでも、せっかちな韓国人が前の人に付いて行って「後ろのラインまで下がって待ってください!」と係官に注意されている。
制限区域へ入ると目の前に大きな赤いハートがいっぱい並んでいた☆
退屈しのぎに記念写真を撮るためだろう!
グループ旅行と思われる女性の団体が空港スタッフに頼んで写真を撮ってもらっていた。
免税店
北九州空港よりはるかに大きい免税店!
3倍以上あると思う。
でも、ほしい品がない・・
なぜフェレロロシェやハワイのマカダミアナッツチョコを置くのか?
それなら韓国のバターワッフルやハニーアーモンドを置いてくれたらいいのに!
来た時と同じようにエプロン(飛行機が駐機している場所)を歩いて乗った。
座席は、8割くらい埋まっている。
離陸を待つ間に雨が降り始めた!
北九州空港が近づくにつれてだんだん機体の揺れが激しくなる!
久しぶりに気分が悪くなった。
北九州空港へ着陸するとJALの職員が傘を入れたボックスを押して来て、機体の傍で待機している。
タラップを降りた搭乗者に傘を手渡しするためだ!
仕事とはいえ、自分はカッパを着てずぶ濡れになりながら傘を渡すなんて大変・・
搭乗者もタラップを降りる時はずぶ濡れだし、傘をさしても横なぐりの雨なので顔以外はビショビショ!
ワタシは車に乗って家に帰るだけだからいいけど、韓国からの旅行客が可哀想だ。
旅の始まりからずぶ濡れじゃ気持ちが悪いし、北九州の印象も良くないだろう!
何か対策を考えてほしいと思う。
最後に、初めての全羅南道でワタシを支えてくれた四天王たちに改めて感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとう! 감사합니다! また、会いましょう♪또 만나요!
最後まで読んでくれて本当にありがとう!
海上空子
無等山(ムドゥサン)の名物料理は麦飯!
子どもの頃ずっと麦飯を食べさせられたワタシは好きじゃないけど、MIYOさんのおススメだからお任せする。
「ちょっと近道しますね~♪」と言ってMIYOさんは、大学の敷地へ入った。
駐車場ゲートみたいな所を通過する時にパスをかざしていたので不思議に思ったが、後でMIYOさんはこの大学の学生だと分かった!
朝鮮大学校
丘の上に白亜の建物が並んでいる!
遠くから見るとお城のようだ☆
途中にある建物も全て大学の建物で敷地全体が大学だという!
学生数が33,700人以上もいる韓国有数の充実したプログラムを持つ私立大学らしい。
朝鮮大学校
前方に見えるバスは学校のスクールバス。
門から上の校舎まで徒歩だと30分もかかるのでバスが走っているそうだ!
前方右側の大きな建物は体育館。
左側は全て校舎。
麦飯(ポリパッ)の店
MIYOさんが連れて来てくれた大きな店。
昼食時間には少し遅い時間だが駐車場には、まだたくさんの車が並んでいる!
麦飯(ポリパッ)の店
ランチの時間は過ぎているので、客は少ない。
テーブルの上に置いてある赤い入れ物はコチュジャンが入っている。
ほとんどケチャップ感覚だ!
麦飯(ポリパッ)の店
務安の定食屋の時も書いたが、韓国ではご飯と味噌汁だけは個人用の器があるが、おかずは取り皿もないのがふつう。
日本人は、取り皿がほしいよねぇ・・と言いつつ、ワタシたちは直箸でパクパク食べた♪
無料おかず
ちょっと説明しにくい置き方だけど、左端の豆腐からグルグル時計回りに内側へ・・木綿豆腐、青菜のキムチ、モヤシのナムル、忘れた!、ワカメの甘酢和え、エリンギのナムル?、ゼンマイのナムル、忘れた!、大好きなホバッのナムル、サツマイモの茎?サムジャン、ニラの和え物、豚肉炒め、大根の和え物(だったと思う!)。
どれも好きなように食べていいが数種類を選んで麦飯と混ぜ、ビビンパッにするのがふつうの食べ方。
MIYOさんは好きなおかずをどんどん入れて、テーブルに備え付けのコチュジャンをドバっとかけて混ぜる!混ぜる!
濃いオレンジ色の物体ができた☆
「辛~い!」と苦笑♪
どうやらコチュジャンを入れ過ぎたようだ。
マイビビンパッ♡
ご飯が多過ぎるので、ワタシは最初から一部分だけを混ぜてビビンパッにした。
手前の麦飯を写さないようにしたから、写真としてはあまりキレイじゃない・・
もっとも混ぜた料理は、どう写してもあまりキレイに見えないから気にしないことにする!
見た目は良くないけど、ビビンパッを売りものにするだけあってナムルが美味しい☆
美味しいナムルで作るビビンパッは美味しいに決まっている!!
無等山(ムドゥサン)は韓国の国立公園!
四季折々の美しい自然を楽しむために光州広域市はもちろん近隣からも登山者がやって来る!
この日は朝から雨模様なのに登山スタイルの人がどんどん山へ上がって行く。
おもしろいと思ったのが『ここから国立公園』という場所のすぐ手前に登山グッズを売る店がたくさん並んでいること!
たとえ何か装備が足りなくても、とりあえずここまでくれば何でも揃うんだろう。
韓国の登山人口は半端なく多いから、カラフルな色から好きなものを選べる♪
ただし値段もそれなりにするようで一式揃えると最低でも10万円くらいかかるそうだ。
歩くのも山登りも大嫌いなワタシには理解できない趣味・・
無等山(ムドゥサン)国立公園
この先、車は一切侵入できない!
だから、かなり歩くのを覚悟して駐車場に車を停めるか、もっと近くまで上がれるバスで来る人が多いそうだ。
バスターミナルかと思うくらいたくさんのバスが停車していた!
無等山(ムドゥサン)国立公園
車道と歩道のように見える(実際、昔はそうだったんだろう‥)が、実際はどこを歩いても構わない。
時々、許可をもらった車が通るけどね・・
雨が降ったり止んだりの状態なので湿度が高いけど、不思議と蚊はいないようだ。
韓国の蚊は刺されると強烈だと聞いているので、できれば遭遇したくない!
無等山(ムドゥサン)国立公園
渓流沿いを上がって行くと、だんだん涼しくなってくる♪
途中、おばさんグループが敷物を広げて、お弁当を食べようとしているのを見た。
韓国では、どんなお弁当を持って来るのか興味津々なので覗いてみる!
日本だとわざわざそのために器いっぱいの料理を用意するが、韓国は食卓の料理をそのまま詰めて来た!という感じだった。
キムチや作り置きのおかずを密封容器に詰めたものを何個も取り出している!
友だちや家族と一緒に同じものを食べることがごちそうなんだろうと思う☆
アートミュージアム
MIYOさんは、このミュージアム傍にあるお茶屋さんのお菓子をワタシに食べさせたかったようだ。
残念ながら店は、やっていなかった。
ミュージアムショップのガラスケースにお菓子を置いていたので買おうとしたら、箱を置いてあるだけで取り扱ってないと言う・・意味不明だ!
スタッフは感じのいい若い女性だった☆
ミュージアムショップ
お金があれば買いたい!と思うような作品がたくさんあった☆
ゼロの数が一桁多い・・
館内の作品もぜひ見てみたかったが時間がないから仕方ない。
焼き物が中心の作家だと思う。
無等山(ムドゥサン)のスタバ
山歩きで疲れたので、涼しいカフェで休憩することにした。
もう12時を過ぎているから最寄りの地下鉄駅で別れようと思ったが、MIYOさんは「用事があるけど、遅れると連絡したから大丈夫です」と笑う。
2人ともアイスコーヒーを注文して、ソファに座っていたが、ふと見ると出入口のところに美味しそうな五味子(オミジャ)を使ったフローズンドリンクの写真があった!
「あれが、飲みたい!、あれにしよう!!」と2人で盛り上がったが、後から続々と客が入って来て注文しているので、今さら変更するとますます時間がかかるだろう・・とあきらめることにした。
「あの写真は反対向きに置くべきだよね!」と、2人ともプンプン!
午前中だけなら案内できると言っていたMIYOさんだったが、これから無等山(ムドゥサン)へ連れて行ってくれるらしい。
今日は雨の予報だったが、どうやら当たりそう・・
楊林洞にいる時からパラパラ雨が降り出した!
無等山(ムドゥサン)にある光州伝統文化館
駐車場で車を降りる時は土砂降りの雨だったが、歩いているうちに小雨になった。
まだ新しい建物が雨に濡れて、とても美しく見える☆
無等山(ムドゥサン)にある光州伝統文化館
入口を入ると、すぐお土産ショップがあり階段のところにキレイな韓紙のランプシェードが飾ってあった♪
ワタシたちが日本語を話しながら入っていくと、スタッフが説明させてほしいと寄って来た。
あいにく時間がないので、申し訳ないけど次の機会に・・と断って、簡単な説明をしてもらった。
技能分野の無形文化財保持者12人のひとり
韓国の伝統菓子の名人☆
ユガが大好きなので光州の隣にある生産地へ行ってみたかった!
名人が作ったユガは絶対美味しいはずだから♪
偶然だがMIYOさんが知っている人なので、次回訪問の時はお菓子作りを体験できるようにしましょう!と言ってくれた。
芸能分野の無形文化財保持者たち
ここに写っている女性たちは『伽耶琴(カヤグム)』の名手たち。
弦楽器が好きなので、ぜひ本物の音を聴いてみたい☆
違う種類の琴
『散調伽耶琴』と説明が書いてあるから右側が伽耶琴。
左側の琴は、何だろう?
伝統文化館
韓国の伝統服・韓服(ハンボッ)の胸飾りの部分を使った碑文。
赤いリボン(韓国語で何というのか知らない‥)が可愛い☆
伝統文化館
どこかのお金持ちの屋敷を移築したものらしい!
どうりで装飾が凝っているわりに新しいし、一部屋が大きいと思った。
楊林 近代歴史文化村の地図
少し左側の地区へ移動。
ウィルソン宣教師私宅があるところだ!
地図にホランカシナムと書いてある大きな木がある場所の上にある。
この木は樹齢400年と言われ、かなり大きいものだそうだ。
もとは2本の木だったものが成長とともに合体して1本の木になったという。
光州広域市指定記念物第17号に指定されている。
ゲストハウスとして利用されている宣教師用住宅
木々に囲まれた小高い丘には宣教師たちの家がたくさんある!
どうやら、この辺の人はワタシと同じ考えを持っているようで、『草も緑』と考えて雑草を抜かないようだ(笑)
人がいるベンチ
たぶん、この辺りにちなんだ人なんだろうけど、誰だか分からない。
座り心地はともかく、歩き疲れた時は助かると思う☆
ウィルソン宣教師私宅
楊林洞を代表する建物のひとつがココ!
20世紀初頭、貧しい人や孤児そしてハンセン病患者を救済したウィルソン宣教師の家。
しかし当時はハンセン病患者への偏見が強く、周辺住民の反対と統治していた日本から立ち退きを迫られ、全羅南道南部にある麗水(ヨス)へ病院を移したそうだ。
階段
楊林教会を作ったユージン・ベル宣教師やオーウェン宣教師たちが眠る墓地へ続く階段。
奥へ行くと薄暗い林になっている!
階段の上まで行ったが、時間がないと判断したMIYOさんが引き返すことを決めた。
甘いものを見つけられず意気消沈してホテルへ戻ったワタシに四天王が再び救いの手を差し伸べてくれた☆
土曜日、一緒にバスツアーに参加した後、連絡を取り合っていなかったのにMIYOさんが「その後、取材は順調ですか?」とメールをくれたのだ。
楊林洞へ行ったけど予定通り回れなかったから残りを1人で見ようと思っていると伝えたら、「良かったら午前中は空いているから案内しますよ!」と言う。
最後まで甘えてしまうことになるが車で移動できたら、どんなに効率よく回れることか☆
楊林 近代歴史文化村の地図
昨日徒歩で回ったところを車で移動。
最初に楊林(ヤンリム)教会とオーウェン記念閣へ行った♪
楊林教会
楊林教会は赤レンガのきれいな教会だ。
韓国は儒教の国と言われるが意外とキリスト教会が多い!
詳しいことは知らないけど、いろいろな派があるんだろう。
楊林教会の庭
西洋式の建物でも松の木を上手に取り入れるのが韓国流☆
濃いピンクのアジサイがとてもキレイだった!
オーウェン記念閣
すぐ横にあるオーウェン記念閣は、小さいけど円柱やアーチがあるステキな建物☆
オーウェンはアメリカ人宣教師だったそう。
楊林パン
楊林教会のすぐ傍にあるパン屋。
MIYOさんは以前から気になっていたそうだ!
シックなレンガ造りでプレートも小さなゴールドで上品な雰囲気☆
楊林パン
韓国料理が大好きなワタシだが、さすがに毎食ご飯というのはツライ・・
料理がダメというよりご飯がダメ!
コメなし生活が1ヶ月続いても平気だが、パンなし生活は一週間でも無理だろう。
楊林パン
ガラスの向こうでは職人たちがせっせとパン作りに励んでいる。
撮影許可をもらって写真を撮る☆
中央付近にある丸いドーム型のパンを買った。(中にはクリームチーズがどっさり入っていて、食べ応えがある!)
帰りの飛行機が18時出発なので空港で食べようという考え♪
店の人気パンだという餡入りの小さな揚げパンも7個買って、途中どこかのカフェに持ち込んで食べよう!と決めた。
MIYOさんは自宅用のパンを購入。
南道一周バスツアーの時に買えなかったからね・・
宿泊しているマドリッドホテル光州は、松汀駅市場とトッカルビ通りがあることで有名なところだ。
トッカルビは2日目のバスツアーで美味しいのを食べたけど、ここのも食べてみたい♪
というか、遠くまで食事をしに行くのがめんどくさい!
プライベートな旅では絶対、食べ物に対して妥協しないが、今回は自分のペースで動けないから、どうしても手抜きになってしまう。
トンソントッカルビ
トッカルビ通りというだけあって、あっちもこっちも『トッカルビ』という文字が並んでいる!
この店はMIYOさんのおススメ☆
地元の男性に大人気らしい。
ピッコウルトッカルビとソンウォン名家トッカルビ
ピッコウルトッカルビは誰かのブログで見た。
ファジョントッカルビと兄弟松汀トッカルビ
赤い看板の店が道の両方にある!
ファジョントッカルビからおじさんがゾロゾロ出てくるのを見て、ちょっと気になった。
ソンジョントッカルビ
結局、いちばんクチコミが多かったココに決定。
決めるまでに通りを行ったり来たりしていたが、夕食時になってどんどん人が増えるので悩んでいたら入れなくなる!
ソンジョントッカルビ店内
店内は、ほぼ満席だった。
ちょうど席を立ったテーブルがあったので、そこへ座る。
韓牛(日本でいう高級国産牛)のトッカルビもあるけど、先日食べたツアーの時のものと比較するためふつうのトッカルビを注文!
無料おかず
この店も注文が確定すると、スタッフが手早く無料おかずを並べてくれる。
これまで食べた全羅南道の料理の中ではおかずの品数が少ないが、このスープにはビックリ!!
大きさがよく分からないだろうけど、洗面器くらい大きい!
そこに骨付き肉と大きなウチワみたいな肉がデン!と乗っている。
昼も美味しい定食をお腹いっぱい食べているので正直言って、ほとんど食欲がない。
メイン料理が出てくる前に「ごちそうさま!」と言いたくなる・・
キレイに透き通ったスープを飲んでみると、見た目と違ってサッパリしていて美味しかった!
そして不思議なのは、後から来た他の客たちはみんな小さな器に入ったスープだったこと。
もしかして、相手によって大きさを変えているワケ?
ワタシは大食いに見えた?!
ソンジョントッカルビ
トッカルビは中央の四角い皿に乗った薄いハンバーグみたいなもの。
細かく刻んだ牛肉を甘辛い味付けにしているので日本人に馴染みやすく、辛い料理が苦手な人や子どもでも大丈夫☆
おかずの説明・・
左上からトラジ(キキョウの根)の和え物(だと思う)、菜っ葉の和え物、3つ目は忘れた!、イリコの甘辛煮、
2段目左から包み野菜の盛り合わせ、甘酢大根、白菜キムチ、卵焼き、青菜のキムチ、
ニンニク、青唐辛子、サムジャンが入ったお皿、トッカルビ、ニンニクと小さな唐辛子を使った何か(食べていないから分からない)。
ソンジョントッカルビの名誉のために言っておくが決して不味くはない。
だけど、前回食べたトッカルビがあまりにも美味しかったから感動がなかった・・
トッカルビだけ完食して、おかずはほとんど食べていない。
他の客を見ていると、トッカルビとビビンパッを注文するのが定番のようだった。
男性はトッカルビをツマミにしてビールやソジュ(韓国焼酎)を飲んでいる!
新ソンジョントッカルビと商店街
トッカルビ通りの端まで歩くと左右に商店街があったので、甘いものを探して歩いた。
疲れると甘いものが食べたくなる!
商店街の反対側
トッカルビ通りから右側と左側の両方を歩いてみたけど、スイーツの店はおろかケーキ類を置いてあるカフェもない!
光州の人は、甘いものを食べないの?
よく考えたら松汀駅市場へ行けば良かった!
あそこへ行けばホドグァジャもジューシー羊羹もあったのに☆
今回は楊林洞の一部しか見られなかったけど、次回はゆっくり見て回りたい!と思うくらい気に入った☆
街歩きで気になったものを紹介しようと思う。
『寿司足る』
韓国では近年、ものすごい勢いで日本料理店が増えている!
古い家をリノベーションした寿司屋を見つけた。
『寿司足る』って・・いったいどういう意味で付けたのか?
『寿司足る』
違う方向から写すと、なかなか雰囲気の良い店だ☆
門の傍に花を飾ってあったから、きっと開店したばかりなんだろう。
変形ハングル文字
楊林洞にはオシャレなカフェがたくさんある♪
ここは、赤をアクセントに使ったステキな店だ。
ハングル文字をよく知らない人は「記号みたいだ!」と言うけど、まさにバラバラにして『楊林148』という名前にしている。
『양림(楊林)』というハングル文字をバラして横に並べたもの!
派出所もアート☆
楊林洞の派出所も可愛い絵で飾られている。
最寄り駅の『アジア文化殿堂』へ行く道がよく分からないので、派出所へ寄って訊いたら警察官が外まで出て来て一生懸命説明してくれる。
MARIKOさんが韓国語を話せるので警察官は韓国語で説明していたけど途中、どこからかおじさんが割り込んできて「何、言ってんだ。あそこの薬局から入っていったら近いだろうが!」と言う。(何故か、おじさんが話すことがワタシにも分かった!)
もうひとりの警察官が「彼は遠回りでも分かりやすい道を説明したんですよ。あなたがおっしゃる道は分かりにくいから・・」と仲裁しているのが、おもしろかった!
こういう時でも自分より年上のおじさんに対しては、警察官のもの言いが丁寧なのが韓国らしい☆
皆さんにお礼を言って出発する。
ギター通り
社稷(サジク)公園への階段の傍にあった黄金の像。
誰だか分からないけど・・
ギター通りと呼ばれるくらいだから、音楽に関係する店が多いんだろうと思う。
ギター通りの店・小さな音楽会
何の店か分からない。
音楽会という名前が付いているから、カフェかもしれない・・
MARIKOさんは、もう少し歩いてみよう、と提案してくれたがワタシは限界!
犬を飼うルール
わんこの形をした注意書きが可愛い!
・フンはちゃんと飼い主が始末しましょう。
・きちんとリードを付けて散歩させましょう。
という意味だと思う!
地下鉄・アジア文化殿堂駅
おじさんが教えてくれた薬局の前を通る近道を使って無事、地下鉄駅へ到着。
グリーンの地下鉄マークは韓国のどこでも同じような感じだから分かりやすい☆
光州広域市は地下鉄1号線が走っている。
だけど・・2号線も3号線もないのに、1号線と付ける意味があるのか?と思う。
韓国では、地下鉄や地下街を利用する時に延々と階段を上ったり下りたりするのがツライ!
韓国のお年寄りは元気な人が多くて、地下道や地下鉄への階段をどんどん歩いているから、すごい!!
トークン
光州広域市の地下鉄は釜山の金海国際空港を通る軽電鉄や大邱の地下鉄と同じようなトークンが使われている。
しかも、相当使い込まれたもの!
MARIKOさんは途中で降りて、ユースクエアからバスで務安(ムアン)へ帰ることになる。
MARIKOさんの分だけ現金で買って、ワタシは交通カードを使用♪
あいにく隣同士に座ることができず、通路を挟んで座った。
途中の駅からどんどん人が乗り込んできて顔も見えなくなった!
MARIKOさんにお別れの挨拶も満足にできなかった・・
暑いのに丸一日付き合ってもらい、これからまた1時間かけて務安まで戻るんだから大変だ。
本当にありがとう!!
光州広域市の地下鉄車内
中心部を抜けると乗客が少なくなり座席が空いてきたので、写真を撮った。
人を写さないように気をつける。
座席は1人分が決められた形なので、割り込みしにくい。
フラットな座席だとお尻を押し込むおばさんがいるのは日本と同じ・・
でも、アレは女性が空間を認識するのが苦手なのが理由かもしれない。
光州松汀駅で降りて階段を上がると、ホテルのすぐ傍だった!
毎日、歩いている道なのに、ここに地下鉄の階段があったことに気づいていなかった・・
楊林 近代歴史文化村の地図
李章雨(イ・ジャンウ)家屋から徒歩でペンギン村へ移動。
ペンギン村には、ペンギンがいるワケじゃなくて・・よちよち歩きのお年寄りが多い地区を町おこしとしてアートで盛り上げたところ。
ペンギン村の入口
旅先で路地歩きをするのが好きなワタシなので、こういう道へ入るのはワクワクする♪
住んでいるお年寄りがガラクタ(おっと失礼!不用品かな?)を使って作成したアートが、どんなものか楽しみだ!
ペンギン村
枝に刺した靴!
うん♪
いいと思う♡
ペンギン村
入口を入ったすぐのところで、ゆっくり見学していたワタシたちを乳母車に孫を乗せたハルモニ(おばあちゃん)と息子が追い越して行った。
ところが、彼らは悲劇に見舞われた!
突然、左側からスプリンクラーが回転して水を撒き始めたのだ!
アタマから水を浴びたハルモニが驚いて文句を言っていた。
ワタシたちも驚いたが、スプリンクラーの回転に合わせて通過したので、水浴びすることはなかった。
いくら暑くても濡れるのはイヤだ!
新旧のトランク?
今は車輪付きで驚くほど軽いスーツケースがあるので海外旅行が楽になったが、昔の韓国ではシルバーのケースの上に置いてあるような紐を付けた荷物を背負ったり、シルバーケースの左側に置いてあるコンパスのような形をした木の台に荷物を固定して背負っていた。
昔は60㎏くらいの荷物を平気で運んでいたというから、すごい!!
ペンギン村
村内は、どこもこういう細い道。
先の方へ行ってみたいけど、時間がない・・
ペンギン村
昔の扉を使ったアート☆
扉の上にペンギンのオブジェがある!
ペンギン村
可愛いわんこがいたからカメラを向けて追いかけたら、椅子の下にもぐり込んで顔を隠してしまった・・
すごく可愛いのに♡
ペンギン村
フライパンを利用したオブジェは結構おもしろいものが多い!
ここにも箱に入ったペンギンがいる♪
ペンギン村
アート村は目の前だけじゃなく、下や上も見なきゃいけない!
屋根の上にもペンギンたちがいた。
空とペンギンは意外と似合う☆
北海道の旭山動物園でペンギンは飛ぶように泳ぐ生き物だと知った♪
楊林 近代歴史文化村の地図
ワタシたちがいるのは地図の右上、赤いⓘマークがある辺り。
この観光案内所が駐車場の中にあって、門の方から見えないのが欠点だと思う!
観光案内所は、目につく場所にしてほしい。
これから歩いてペンギンの絵のちょうど左側・グリーンエリアにある家のマーク『李章雨(イ・ジャンウ)家屋』へ向かう。
『李章雨(イ・ジャンウ)家屋』 分かりにくい出入口
上の写真は立派な正門の左側にある小さな門。
門が閉まっているから、どこから入ればいいのか分からず右往左往した。
どう見てもココが李章雨の家だと確信していたワタシが取っ手を押すと開いた!
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
手入れの行き届いた立派な庭と建物だ!
光州民俗資料第1号に指定された伝統家屋。
当時のまま保存されているのは貴重☆
1899年に大地主が建てたものを李章雨という人が譲り受けたので、彼の名前が付いている。
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
昔の韓国は男性と女性が別の建物で暮らしていた!
主人が住む場所は客を迎える部屋でもある。
たぶん、この建物が主人が生活したところ(だと思う)。
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
同じ建物を90度違う方向から見たところ。
伝統家屋ではあるが、19世紀の建物だからかガラス窓なのがビックリ!
韓国の伝統家屋は韓紙(ハンジ)という丈夫な紙を使った障子窓やドアがふつうだ。
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
ガラス窓の格子がオシャレ♪
この時代の建具師は、自由な発想で思いもかけないような細工を施しているから、おもしろい!
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
上を見上げると、鳥の形をした金具がある!
何に使うのか分からないけど、遊び心があってステキだ☆
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
裏庭にある調味料保存場には、大小さまざまな甕が並んでいる。
韓国では最近まで各家庭で醤油や味噌などを手作りしていた☆
知り合いの韓国人は、今でも母親が手作りした味噌やキムチを食べている!
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
裏庭にあった草!
キレイに並んでいるけど何だろう?と不思議に思ってMARIKOさんに訊いたら「サンチュが育ったものですよ!」と教えてくれた。
へえ~っ!サンチュが育つとこうなるの?
植物オンチのワタシには新たな発見だった♪
李章雨(イ・ジャンウ)家屋
庭の隅に植えられていた黒い竹。
もしかして、江陵(カンヌン)の烏竹軒(オジュッコン)で見たものと同じ竹?
李章雨という人は複数の大学を創立した人だから、優れた学者だった5,000ウォン札の栗谷李珥(ユルゴッ・イイ)とその母親である申師任堂(シンサイムダン)を尊敬し、生家である烏竹軒の象徴である烏竹を植えたのかもしれない。
予定より移動が遅くなり、光州広域市に到着したのが15時頃だったので、タクシーで楊林洞へ向かった。
楊林洞はエリア名なので、どこで降りるかが問題だ。
そこで観光案内所を目的地にしたのだが、どうしても見つからない・・タクシードライバーはナビを見ても見つからないから怒っている!
仕方なく派出所の近くで降りた。
楊林 近代歴史文化村
小さな人が乗った門に『楊林 歴史文化村』という文字が見えた!
派出所へ入る前に確認できて良かった☆
HIFIVE GARDEN
上の写真、アーチの向こうに見えるカフェ。
あまりの暑さで街歩きをする元気もない・・
まずは水分補給のために涼しいカフェへ避難することにした。
HIFIVE GARDEN
店の前に小さな公園がある。
変わった花を見つけた!
ひとつの株から広がっているように見えるけど白い花、赤い花、一部分が赤い花、一部分が白い花などたくさんのパターンがある!
不思議だ・・
HIFIVE GARDEN
店内は緑がいっぱいでゆったりした作りだから、落ち着いて話ができる☆
後ろ姿が写っている女性は友だちと2人で来ていて、店内のあちこちに移動しながらせっせと自撮りしていた。
HIFIVE GARDEN
グラスに入れてくれたら、もっといい写真になるのに・・
洗う手間を省くためなのかな?
右はMARIKOさんが注文したアイスアメリカノ(日本のアイスコーヒー)、左はワタシのレモンエイド☆
日頃はコーヒーをよく飲むけど、暑いとサッパリしたものが飲みたくなる!
今日じゅうに楊林洞を見て回ることは不可能なので、開き直ってゆっくり休憩することにした。
こういう時、日本語で韓国のことをいろいろ話してくれる人が一緒だと有意義な時間を過ごせる☆
美味しい昼食をのんびり食べていたが、店内に2つある時計が違う時間を指していることに途中で気づいた!
ワタシが見ていた時計とMARIKOさんが見ていた時計は違うものだったのだ。
バスの発車時刻が迫っていることが分かり、慌てて会計を済ませてバスターミナルへ急ぐ!
務安バスターミナル
務安バスターミナルの切符売場は写真左側のビル1Fにある。
切符は自動販売機でMARIKOさんが買った。
韓国の市外バスは、ふつう座席指定なのだが務安バスターミナルはできないから好きな席へ座っていいらしい!
左側の建物の奥に公衆トイレがあるが、MARIKOさんは勧められないと言う。
必要に迫られたら使うしかない。
使用したけど特に違和感はなかった・・まあ、公衆トイレなんてこんなものだろう!
務安バスターミナル 郡内バス停車場
上の写真、左側にある建物の手前に郡内バス乗場がある。
ここは務安郡の中だけを走るバスが停まるところなので、ここで待っていても光州広域市には行けない!
務安バスターミナル前にある観光案内所
バスターミナルの目の前に立派な観光案内所がある!
茶色っぽい建物がそれ。
時間がなかったので中には入ってないが、MARIKOさんも勤務したことがあるそうなので外国語対応可能だと思う。
光州総合バスターミナル・ユースクエア
ユースクエアという名前は愛称。
韓国各地との間を結ぶバスが並んでいる!
務安から光州広域市までの移動は約1時間。
茶色の案内板に『南道一周(ナムドハンバッキ)』と書いてあるから、土曜日に利用した『潭陽谷城LOVE旅行』もここから出発したんだ!
光州総合バスターミナル・ユースクエア
建物の中に置いてあった『南道一周(ナムドハンバッキ)』のノボリ♪
もし、ユースクエアから利用する時は、ここから乗ってね!
光州総合バスターミナル・ユースクエア
小さな街がすっぽり入ったくらいたくさんのショップがあるので、たいていのものは買えると思う。
今回は思ったほど利用しなかったけど、ここを起点にして全羅南道各地へ移動すれば便利だ!
こちら側が正面でバスが発着するのは建物の後ろ側。
正面側へ出て右手に観光案内所があり、その前にタクシー乗場がある。
楊林洞(ヤンリムドン)を見学するつもりなので、観光案内所で詳しい資料をもらうことにした。
最初はMARIKOさんと韓国語でやり取りしていた女性スタッフが『北九州』という地名を知っていたので、理由を尋ねたら偶然、北九州⇔務安線の話し合いに通訳として参加していたという!
何という巡り合わせだろう☆
おススメの場所をいろいろ訊いてからタクシーで移動することにした。
回山白蓮池(フェサンペクリョンジ)からタクシーで最寄りのバス停へ移動。
ワタシはMARIKOさん任せでノンキに構えていたが、実は本数の少ないバスに間に合うかどうか微妙な時間だったようで、ドライバーに「もし間に合わないようなら、次のバス停へ先回りしてください!」とお願いしていた。
タクシードライバーが、のどかな風景の中をぶっ飛ばしてくれたので無事に目的のバス停へ着くことができた☆
大きなハナロマートの前だ!
『ハナロマート』は農協が経営するスーパーの名前で韓国全土にある!
ここのマートは新鮮な野菜が豊富なので木浦(モッポ)からも買い物客が来るらしい。
カード社会の韓国では現金でバス代を払うのはトラブルの元(おつりが出ないこともある!)なので、ワタシの交通カードを使って2人分を支払った。
この地域では距離に関係なく₩1,900(約190円)の一律料金制!
務安バスターミナルまでの移動時間は30分くらいだったと思う。
務安干潟ナクチ通り
務安バスターミナルの横にナクチ(手長ダコ)通りがある。
木浦はナクチが有名だが、務安のナクチも格別に美味しい!とMARIKOさんは勧めてくれる♪
ナクチの食べ比べもいいけど正直、違いが分かるかどうか自信がない・・
務安干潟ナクチ通り
道の両側にナクチ料理の店が並んでいる!
たぶん、どこで食べてもナクチの味は同じだろう。
違うのは、おかずだと思う。
務安干潟ナクチ通り
見て分かるように手長ダコは、ひょろひょろした手(というか足?)が特徴で大きさは、だいたい手のひらサイズ。
手をピンと伸ばせば、もっと長いんだろうけど、何となくひょろひょろした形のまま測れば・・という意味。
ガラスに貼ってあるブルーのラベルに『国内産』、『手長ダコ』と書いてある。
外国産のナクチがいるんだろうか?
第一食堂
干潟ナクチ通りでワタシたちが選んだのは、ココ!
ナクチと全く関係ないのが笑える?
MARIKOさんが時々食べに来るという。
店へ入ると社長さんと思われる男性とすぐ話を始めた。
ジョンシッ(定食)と呼ばれる料理の店だ。
日本でいう『定食屋』だろう♪(定食屋さんに行ったことがないけど・・)
つまり日替わりで出す『定食』のみ。
今日の定食
すごい数の皿が並んだ!
どれがメインでどれがおかずなの?
いちばん上の左側から白菜キムチ、ウズラの卵と豚肉の煮物、ハムのジョン(日本ではチヂミと呼ばれる焼き物)、
2段目左からメイン料理の豚肉の炒め物、メイン料理の鯖と大根の煮物、野菜の浅漬け、イリコの佃煮、
3段目左からサツマイモの茎(だったと思う)、モヤシのナムル、トラジの和え物(だったと思う)。カクトゥギ、海苔の佃煮、
いちばん下がタケノコの煮物。
各自にご飯と味噌汁。
とりあえず全部、少しずつ食べてみて、好きなものをたくさん食べた☆
これまで数えきれないほど韓国へ行ったが、全てのおかずが美味しい店は意外と少ない!
ここの料理は、どれも美味しかった☆
特にテンジャンチゲ(味噌汁)は、今まで食べた中でいちばん美味しいと思う!!
絶品!タケノコの煮物
煮物なのか和え物なのか、よく分からないけど、本当に美味しかった!
日本は6月だと、タケノコが育ちすぎて食べられない(少なくとも九州では・・)が、縦にカットしたタケノコなのに柔らかくてとても美味しい!!
お替り☆
「タケノコがすごく美味しいのでお替りください!」とお願いしたら、持って来てくれたのがコレ!
最初の2倍くらい入っているんじゃない?
せっかくの気持ちをムダにできないから必死で食べた。
デザート付♡
もう、お腹いっぱい!と2人でしゃべっていたら、スタッフがニコニコしながらスイカを持って来てくれた!
「え~っ!デザートが出るなんて初めて!」とワタシが驚いていると、MARIKOさんが「あら?ふつうですよ」と答える。
5月に釜山で飲んだスイカジュースが美味しくて忘れられなかったが、このスイカも美味しいので全部食べてしまった!
全羅南道が食の宝庫なのは間違いないし、その中にはおもてなしの心も含まれているのだと感じた☆
回山白蓮池(フェサンペクリョンジ)
東洋一の大きさを誇る白蓮池の中は遊歩道がうねうねと作られているので、風景を楽しみながら散歩ができる。
あちこちにいるカエルのオブジェも可愛い♪
この時期は一面蓮の葉だらけの池だが、夏になるとキレイな白い蓮の花がいっぱい咲くし、ボードで遊ぶことができるらしい☆
毎年行われる『務安白蓮祭り』は、こんな感じ♪
回山白蓮池(フェサンペクリョンジ)
とうとう、蓮の花の形をした温室までやって来た!
池の隅の方に白蓮ではないが、薄桃色の蓮の花が咲いているところがあった。
満開の花が咲く8月に来たら、どれほど美しいだろう☆
でも、6月でもこれだけ暑いんだから、ワタシには耐えられないな・・
記念写真用広場
蓮の花の形をした温室の前に大きな広場がある。
いろいろな催し物もできそうだ!
蓮の花の形をした温室の内部
温室の中は、さぞ暑いだろう・・と想像していたら、ちゃんと冷房をしていた。
でも、やっぱり日が差すところは暑い!
『蓮の葉茶 試飲場』
喉が渇いて死にそうだったワタシに救いの手が差し伸べられた☆
それが、このお茶!
MARIKOさんは、機械を触ってみて「あら、冷えてないですね・・蓮の葉茶は冷やすと飲みやすくていいのに!」と言いながら、紙コップに注いでくれた。
冷えてなくても喉が渇いてたまらなかったので、ゴクゴク飲んだ!
2杯目を飲みながら横に置いてあるトレイが邪魔だと思って動かすと、その下に『下のボックスに氷が入っているので入れてください!』と書いた注意書きがあった!
こら!
ここにトレイを置いた人。
ダメでしょう!!
MARIKOさんが言うとおり氷を入れたら、もっと美味しく飲めた。
結局、3杯飲んで大満足♪
ごちそうさま☆
いちばん奥にある温室
ここは文字通りの温室だった!
冷房装置がないのか、あっても使ってないのか・・とにかく暑いから急いで通り抜けた。
蓮の実のオブジェ
『世界蓮池公園』という文字の下に蓮の葉を持ったタマネギがいる。
たぶん、務安のマスコットキャラクターなんだろう!
ここは入口からいちばん奥の場所なので、戻ることを考えただけで疲れる・・と思っていたら、フェンスの向こうに車を停めた人がチェーンを外して入って来た♡
チャンスだ!!
「すみません・・こっちから出てもいいですか?鍵を開けてくださいますか?」とお願い。
休日に温室の管理に来たらしい男性は、「いいよ!フェンスをちゃんと閉めておいてね」と笑顔で答えてくれた。
世界の蓮の花
温室の横には世界の蓮の花を集めた場所があった。
丸くて可愛いピンク色の蓮の花☆
5月に釜山で見たお釈迦さまの誕生祝の飾りみたいにキレイだ!
回山白蓮池(フェサンペクリョンジ)
タクシーに乗っている間は冷房が効いていて涼しかったが、降りたとたんにクラっとするくらい暑い!
だけど、大変なのはワタシじゃなくて付き合わされるMARIKOさんだ・・
今日は月曜日で一般には開放していないのに務安郡の役所に掛け合って特別に入れてもらうよう頼んでおいてくれたのだ☆
緑色のボードの右上にある写真が池全体を写したもの。
元々、2つの溜め池をくっつけたのでいびつな形をしているんだろう。
溜め池を作ったのは日本統治時代の日本人だったそうだ。
回山白蓮池(フェサンペクリョンジ)
入口からすぐの場所で写した風景。
向こう岸が分からないくらい大きい!
東洋一の大きさを誇る蓮池だ☆
右奥に見える白い屋根は催し物をするための場所。
ここからは見えないが更に奥へ行くと温室が2つある!
回山白蓮池(フェサンペクリョンジ)
入口から遠くに見えた白い建物へ到着。
アカマツの木が韓国っぽい♪
今日は休みなので園内の木を剪定する作業車が入っていた。
本当なら誰にも遠慮せず作業できるハズなのにペチャクチャしゃべるワタシたちが通過する時は作業を止めて待ってくれる。
記念すべき最初の一輪☆
蓮の葉っぱだらけの池を見続けて・・
あった!
やっと、1つだけ咲いている白蓮を見つけた!
傍にはつぼみもあるから、もうすぐ咲くだろう♪
アオガエルのオブジェ
可愛い♪
抱き合ったアオガエルや重なったアオガエル☆
池の中のあちこちに可愛いカエルのオブジェがある。
カエル目線の蓮の葉
カエルだと、こういう風に見えるだろう!
何でも目線を変えてみるのが大切☆
白蓮池の遊歩道
青空と白い雲、そして緑一色の大きな蓮池の中を茶色い曲線の遊歩道が通っている。
遠目に見るとすごくキレイなんだけど、実際に歩くとあちこちにクモの巣がたくさんある!
でも自然の中だから当たり前!
毎日せっせと掃除をしてもクモは一晩で巣を作ってしまう・・
紫色の花
南道一周バスで行った竹花景(チュッカギョン)の時に白状したけど、ワタシは植物のことがさっぱり分からない。
この花がアヤメなのかカキツバタなのか、それ以外なのか。
緑一色の中で目立っていたのはたしかだ!
白蓮3つ!
温室の近くまで歩いて、やっと白蓮の花が3つ咲いているのを見つけた!
MARIKOさんの説明によると岸に近いところから咲くそうだ。
夢灘
『夢灘』って、とてもステキな名前だ。
もっとも、旅行中は音で聴くだけだったから意味が分からなかったけど・・
今日の午前中は務安の1つ先にある夢灘駅まで行って、白蓮池を見学することになっている。
午後は光州広域市へ移動して街歩きの予定♪
兵役中の若者
光州松汀駅へ渡る大通りの横断歩道のところに立っていた男性。
これから軍隊へ戻るんだろうか?
もう1人いた迷彩服の男性はタクシーを停めて乗り込んでいった。
平和そうに見えても韓国は休戦中の国!
成人男性には兵役義務がある。
有名俳優やアイドルたちも逃れることができない!
ムグンファ号のチケット
今日は、これまででいちばん遅いスタート !
10:01光州松汀駅出発なので、朝ゆっくり過ごせた。
料金は、務安と同じ₩2,900(約290円)。
ホームは暑いので、出発ギリギリまで冷房が効いた2Fのフロアの椅子に座ってアイスコーヒーを飲んでいた。
だんだんおりこうになる♪
列車別車両番号案内
ホームの柱の上に案内板があった。
いちばん上はITXセマウル号1号車、2号車。
次はムグンファ号2号車、3号車。
いちばん下はヌリロ号5号車、6号車。(ヌリロって初めて知った。『世界への道』という意味らしい!)
日本の列車にもいろいろな愛称があるよね♪
光州松汀駅へ到着するムグンファ号
今では急行のような存在になってしまったが、当時は花形列車だったと思う!
なぜか車両の床が高いのでステップを数段上がることになる。
ムグンファ号車内
車両は古いけど座席はシートピッチが広くて快適♪
乗り物は何でもゆったりした座席がいちばんだと思う!
通路も広いので大きな荷物を持っていても、座っている人に迷惑をかけずに通れる。
窓からの風景
田植えしたばかりのようなひょろひょろの草(というのか・・稲の葉っぱのこと)が広がっている田んぼ。
光州松汀駅から木浦駅までの地域は区画整理されたところが多く、平らな土地が広がっている!
だから、食べ物が豊富で美味しい料理が多いのかもしれない☆
夢灘駅
ムグンファ号から降りて改札口へ歩いて行くと、構内にMARIKOさんが立っていた。
電話で誰かとしゃべっている。
ワタシが知らないところでいろいろ打ち合わせをしているんだろう・・
夢灘駅前のバス停
観光客用に作られた新しいバス停。
駅にちなんで汽車の形をしているのが可愛い♪
これから行く白蓮池は交通の便が良くないから、タクシーを呼んで待機してもらっている。
運転手さんは偶然、MARIKOさんの友だちを知っていたようで、ふたりは会話が弾んでいた!
藁焼き豚肉の店
田んぼや畑が広がるのどかな風景☆
目当ての店へ行ったがどうやら閉店してしまったようだ。
それじゃ、もう1つの店へ・・とやって来たのがココ!
『50年の伝統を誇る元祖藁焼き豚肉』の店。
と言っても、車が数台停まっているだけのふつうの家に見える・・
日本語でしゃべりながら近づくワタシたちをジッと見るおじさんがいた。
食事をする場所は駐車場から少し横へ入ったところから入る。
無料おかずが並んだところ
この店も靴を脱ぐタイプだった。
韓国の地方都市では、まだこういう店が多いのかもしれない。
料理を注文すると自動的に無料おかずが運ばれる。
これらのおかずは足りなければ、お替りしてくれるので量を気にせず気に入ったものを食べて構わない。(と分かっていても、他の人がいるとどうしても自分ばかり食べるのは心苦しいと思うのが日本人!)
今回の旅でワタシがとても美味しいと思ったのはプチトマト☆
ホテルでも毎朝食べたが、どこで食べても甘くて濃い味だ!
右端にあるグリーンはサンチュとエゴマの葉。
韓国へ行き始めの頃エゴマの存在を知らなかったワタシは、てっきりシソの葉だと思って食べた!
今でも苦手な葉っぱだ・・
いちばん下、左から2番目は務安名産のタマネギを使ったキムチ☆
タマネギのキムチは初めて食べた!
甘みがあってシャキシャキしている!!
MARIKOさんとMICHIKOさんは2人とも家族がいるのに今日はワタシに付き合って夕食を一緒にしてくれた。
何といっても食事は大勢で食べる方が美味しい!!
藁焼き豚肉
しゃべりながらおかずを食べていたら、若い女性スタッフが網に乗せた豚肉を持って来た!
2人は韓国風の食べ方に慣れているので、さっそく葉っぱに味噌や肉を包んで食べるが、ワタシは肉だけの味を知りたいのでそのまま食べてみた。
藁の香りなのか何とも言えない香ばしい匂いがする!
網で焼いているので脂も落ちてサッパリしているから食べやすい♪
ひとつ上の写真中央部にあるニンニクと青唐辛子が入った入れ物の右上にある茶色いものを見てほしい!
これは、小さなカニを殻ごとすり潰したもので生臭さはなくて、豚肉に付けて食べると更に美味しくなる☆
カニと豚肉を合わせるなんて誰が考えたのか分からないけど、すばらしい発想だ!!
網ひとつ分が1人前のようで、立て続けに2網持って来たが、ワタシたちのペースが遅いのを見たスタッフは、「もう1つは、少し時間を置いて持って来ますね!」と言ってくれた。
韓国の若い女の子はやってもらうのが当たり前!というタイプが多いので、こんなに気が利く子はめずらしい♡
店内のようす
ワタシたちは左奥の小部屋で食事をした。
入った時は、ほぼ満席だったが食べ終わった時はみんな帰ってしまっていた・・
韓国人は食べるのが早いのかな?
会計を済ませた後は、備え付けのコーヒーをセルフで入れて飲むのが韓国流♪
これまでは機械ばかりだったが、この辺りではスティックタイプのコーヒーも多いらしい。
ワタシは初めて見たので、ちょっとビックリ・・
MARIKOさんとMICHIKOさんが2人で世話をしてくれる☆
甘いコーヒーを飲みながら店を出ると、来た時にいたおじさんがジッとワタシを見て何か言う。
よく分からないけど、こっちへ来て!という感じなのでついて行くと、駐車場傍の小屋へ入って行った!
ファイア!!
ここが藁焼きの作業場だった。
おじさんは、どうやって豚肉を焼くのか実演して見せようとしたのだ!
小屋の隅に置いてある藁を火にくべ、炎が上がると網に挟んだ豚肉をかざす。
すると脂が溶けて炎が高く上がる!
おじさんは燃え盛る炎と闘いながら豚肉を焼いてくれていたのだった。
どうりで美味しいはずだ☆
務安の農家の人が大切に育てた豚をおじさんが炎と闘って焼き、その豚肉をワタシたちはただ座って美味しく食べたんだ・・
おじさんの親切がとてもありがたくうれしかった☆
務安駅
表から見た務安駅。
今朝、KTXで通り過ぎた時は反対側しか見えなかった。
大きなタマネギのオブジェがある!
白い根が印象的だ・・
湖南線最終列車の切符
19時45分のムグンファ号が最終列車だ。
これを逃すと光州には帰れない!
15分くらい前に駅に到着したが、韓国語が上手な四天王が2人もついているから安心♪
窓口でチケットを買って、ホームまで見送りに来てくれた。
ムグンファ号はKTXよりかなり安い!
ワタシの座席は5号車の21番。
到着したムグンファ号
20時近いので、ライトが点いている。
ムグンファは、韓国の国花・むくげの花のこと☆
務安駅から乗る客はワタシだけだったが、光州松汀駅まで各駅停車する度に続々と客が乗ってきた!
ミリタリーテーマパーク
最近、敷地を拡げて新しくなった軍事博物館へやって来た。
すでに17時30分なので、閉園時間まで30分しかない。
いちばんメインとなる室内展示室は見られないけど、屋外の乗り物は自由に見てもいいとスタッフに言われた。
大型輸送機
手前にある石碑が、このテーマパークの元になる軍用機などを寄付したオク・マンホ将軍を称えたもの。
漢字で書いてあるから何となく意味が分かる!
軍用機の内部
大急ぎで見たから飛行機の型式などをチェックしていなかった。
戦争映画でパラシュート降下をする兵士たちが座っているのを見たことがある。
チャンスがあれば、ぜひやってみたい♪
軍用機の内部
最後尾の部分は、パカッと開くんだと思う。
何かの拍子に本当に落ちたらいけないから、立入禁止にしているんだろう!
ミリタリーカラーの展望台
韓国でよく見るタイプの展望台だが、ここのはミリタリーカラーにしてあるのが可愛い♪
展望台へ上がると、敷地にズラッと並ぶ飛行機や戦車が見える。
展望台から見た飛行機
ネットで見ていた旧ソビエトのミグ戦闘機を楽しみにしていたのに、どこにもなかった。
MARIKOさんもMICHIKOさんも軍用機のことはあまり知らないようなので、スタッフに訊いてもらったら済州島の同じような施設に持って行ったという・・残念!
めざせ、軍人!
子どもたちのためのトレーニングコーナー。
日本だったら単なる『ごっこ』だけど、韓国の男の子はいずれ軍隊に入ることになるんだから慣れていた方がいいかもね!
干潟科学館
務安黄土干潟ランドのいちばん奥にある科学館で待ち合わせ。
MICHIKOさん、MARIKOさんと無事に会えた♪
4人で科学館へ向かう。
干潟に咲くピンク色のシチメンソウ
科学館を抜けると目の前に大きな干潟が広がっていた!
あいにく天候は今ひとつだが、ちょうどシチメンソウが咲く季節、干潟が現れた時間に来られたのはラッキーとしか言いようがない☆
四天王たちも口々に「なんて幸運なんでしょう!」と驚いていた。
写真だとピンク色がぼんやりしているが、実際はもっともっとキレイな色だ!
ここもカッパウィと同じように遊歩道が半円形に作られているので、ゆっくり歩いて見て回ることができる。
韓国ではお約束の記念写真用ハートオブジェもある☆
手作り感満載の館内
干潟の生物たちをかたどったプレートが階段の柵にたくさんぶら下げてある。
目線が低い子どもは、きっと触りたくなるだろう♪
ここのガイドさんはワタシとMASAKOさんに韓紙で作ったウチワに絵を描く体験をさせてくれた。
あまりにも出来が悪いので見せられないけど・・
『干潟1㎡あたりの価値』
館内に展示してあったアート作品。
とてもユニークだ!
とりあえず、見てほしい。
『干潟1㎡あたりの価値』
干潟の生物をついばむ鳥たち。
『干潟1㎡あたりの価値』
干潟の貝類やカニなどを食べるナクチ(手長ダコ)。
『干潟1㎡あたりの価値』
干潟の生物とそれを食べるカニ。
つまり、食物連鎖を表現している!
それぞれの生物の存在は他の生物にも影響するから、自然を守らないといけない!という意味だと思う。
手を入れてみて♪
って書いてあっても、暗い穴に手を入れようなんて考えるオトナは、いないと思う。
もし中にヌルヌルするヘンな生き物がいたら、どうするの?
遠い向こうに何かある!
海へ突き出した桟橋の向こうに何かの像が見える。
とても気になるけど、あそこまで歩いて行く元気がない・・
誰か行ったら、教えて!
今日、1日お世話になったMASAKOさんとは、ここでお別れ。
MICHIKOさんの車に乗せてもらって、次の目的地へ移動する!
MASAKOさんと務安の干潟ランドへ一緒に行くことになったが、どこで務安のMARIKOさんと待ち合わせるのか決まったのはカッパウィを見学して車へ戻る時だった。
木浦のことなら何でも知っているMASAKOさんだけど務安のことはよく分からないようで、ナビを設定して出発!
タマネギを満載したトラック
務安はタマネギの産地として有名らしい。
しかも今ちょうど収穫時期で、務安へ近づくとタマネギ畑を見る回数やタマネギを満載したトラックに遭遇する回数が増えた!
日本のタマネギと違って韓国のタマネギは生で食べてもムカムカしないので、ワタシは大好き♡
トラック全部は無理でも一袋くらい持って帰りたい!!
務安黄土干潟ランド入口
ナビを使っても、場所がよく分からない!と焦るMASAKOさんと6歳児並みのハングル読解力しかないワタシが協力して、やっと入口を見つけた!
務安黄土干潟ランド案内図
左上の方にある濃いピンク色の印が出入口。
ここで駐車料金を取られそうになったが、「日本人がわざわざ取材に来たのよ」とMASAKOさんが説明すると、若くて可愛いスタッフは「じゃあ、いいです」とタダで通してくれた。
こういう融通が利く韓国が好き♡
待ち合わせした時間まで少しあるのでMASAKOさんと中を見学することにする♪
いちばん奥にある①番が干潟科学館。
②盆栽展示館(コレで合ってる?)
③黄土チムジルバン
④売店
⑤食堂とカフェ
⑥黄土穴蔵という名前のバンガローみたいな部屋
⑦黄土イグルーという名前の部屋
⑧案内所
⑨バンガロー
⑩キャラバンとなっているが日本では、キャンピングカー
⑪オートキャンプ場
⑫バーベキュー場
⑬自家用キャンピングカー駐車場
⑭干潟探訪路
⑮干潟体験学習場
レンタルキャンピングカー
なんて可愛いキャンピングカー!
干潟に住む生物たちの絵が描いてある。
こんなところに家族で泊まったら楽しいだろうなぁ!!
ナクチ号(ワタシが勝手に名付けた!)
オレンジ色はナクチ(手長ダコ)の絵が描いてある。
すぐ横にはパラソル付のテーブルとイスもあるから便利♪
ここでバーベキューをしたら絶対美味しいよね!
ウッドデッキになっている部分は裸足でも安心だ。
その横のレンガ敷の部分に自分の車を駐車するんだろう。
がんばれ!MASAKOさん☆
写真を撮った後で、「やっぱりパラソルが開いていた方が魅力的だよね!」と言ったワタシの言葉で、「じゃあ、私が・・」とチャレンジしたが、パラソルを完全に開くにはかなりのチカラが必要だったみたいで「これで勘弁してくださ~い!」と身体を張ってがんばってくれた。
ありがとう、MASAKOさん!
オートキャンプ場
ワイルド派の人は、芝生の上にテントを張ってキャンプ。
結構日差しが強くて暑いのに・・若者は元気だ!
シャワールームとトイレ
海で遊んだ後は、やっぱりシャワーを浴びたい☆
そんな願いをかなえてくれる施設もちゃんとある!
広い敷地内なら子どもたちを安心して遊ばせることができるし、自然とふれあう貴重な体験ができると思う。
時間がないのは分かっているけど焦る気持ちは、ほとんどなかった。
今思うととても不思議だが、もしかしたら全羅南道の空気がそうさせたのかもしれない・・
カッパウィへ行く遊歩道
『カッパウィ』という名前を初めて知った時は、どうしても『かっぱ』が頭に浮かんだ!
ほとんどの日本人は、そう思うはず・・
本当は『冠を被った岩』という意味だ。
少し前まで船に乗らないと正面から見ることができなかったカッパウィだが、今は遊歩道がグルっと取り囲むように作られているから歩いて観光できる♪
気になる海上作業所
木浦の観光解説士であるMASAKOさんにしてみればフィナーレを飾るにふさわしい場所へ来たのに、カッパウィとは反対側の海を見ているワタシが不可解だったかもしれない。
海上に浮かぶ小さな作業所に横づけした船で何かをしている人たちがいるのが気になってしょうがない!
いったい何をしているんだろう?
カッパウィ
左奥から続く遊歩道を歩いて来た。
気になる海上作業所は、遊歩道の左側の海にプカプカ浮いている!
作業所のことは置いておいて・・
コレがカッパウィ!
帽子を被った人に見えるでしょ?
父親と息子だという伝説がある。
伝説の内容については、現地に行って聞いてほしい。
敢えてワタシは書かない・・
カッパウィ
中央にあるグレーの板にカッパウィの伝説が書いてある。
それよりワタシが気になるのは、右側にある黄色に赤字で書いてある注意書き!
『頼らないでください』って・・柵を信用するな!ということ?
いやいや、柵はしっかり頑丈に作ってほしいなぁ!
カッパウィ
左側の方から歩いて来て今、正面にいる。
右奥の方へ遊歩道が続いているのが分かると思う♪
時間があったら、ゆっくり一周したい。
のんびりしたい♪と思っても、すでに持ち時間をかなりオーバーしている。
この後、カッパウィだけは行かなければ!と思っていた。
MASAKOさんが、「私も務安の干潟センターへ行ってみたいけど、ついて行ったらガイドさんが気を悪くするかな?」と言うので、「そんなことはないと思うけど相談してみる?」と勧めた。
連絡をしたら、何と!MASAKOさんも知っている人だと分かった。
ワタシが名前で呼んでいたから、分からなかったようだ。
それから急きょ、務安のMARIKOさんと連絡を取り合って、MASAKOさんが車で干潟センターへ連れて行ってくれることに決まった!
本当は木浦のバスセンターから移動する予定だったのでワタシも、すごく助かる☆
木浦はナクチビビンパッが有名だけど辛いらしい。
MASAKOさんは店をいくつも知っているので、どこへ行くか悩んでいる。
トクチョン食堂
木浦市ホームページで名人がいる店として紹介されているナクチ料理の有名店☆
ワタシも、どうせ食べるなら美味しい店がいいと思っていたので車を降りて、店の名前を見た時はうれしかった!
店の入口にはテレビで紹介された看板がたくさん貼ってある。
大きな水槽にはナクチ(手長ダコ)がいっぱい!!
ふふふ♪
美味しく食べてあげるからね~!
トクチョン食堂は、靴を脱いで上がる韓国式座敷。
奥へ続く長い廊下を歩いて行くと広い部屋へ出た!
昼ご飯のピークを過ぎた時間なので食べ終える人が多かった。
注文すると自動的に運ばれる無料のおかずたち。
左上から右上へ一筆書きのように説明すると、白菜キムチ、(たぶん)サムジャン、玉ねぎとわかめのスープ、チョコチュジャン、タケノコの和え物、葉物野菜のナムル、海藻の酢物、カクトゥギ、ワカメ、薄切りオデン。
※サムジャンは、野菜などに付けて食べる辛くない味噌。
チョコチュジャンは、コチュジャンに酢を加えた甘辛味噌で海産物によく合う!
ナクチビビンパッとヨンポタン
辛いと知っても、やはりナクチビビンパッを食べたいので、辛くないスープのヨンポタンと1つずつ注文。
ワタシが主にヨンポタンを担当、MASAKOさんがナクチビビンパッ担当でお互いにシェアして食べた。
MASAKOさんが心配したほど辛くなかったのでナクチビビンパッも美味しく食べられた☆
ヨンポタンはナクチを使ったスープだが、薄味でサッパリしているのにコクがある!
ナクチは病気の牛に食べさせれば元気になってどんどん働いてくれる、というくらい栄養があるそうだ☆
栄養があるのはいいけど何故、牛にナクチを食べさせようと思うのかが不思議・・
牛って草食動物じゃなかった?
ガイドとして街のことを教えてもらうだけじゃなく、一緒に食事をしてもらえると本当にありがたい!!
旧 東洋拓殖銀行を利用した『木浦近代歴史館2号館』の2Fで戦争被害者のむごい写真をたくさん見たら、さすがのワタシも気分が悪くなった・・
気分を変えるため、交差点の反対側にある日本家屋をリノベーションしたカフェへ。
リノベーションカフェ
残念ながら店の名前を覚えていない。
ショッキングな写真をたくさん見た上、暑くてヨロヨロだった・・
MASAKOさんは店内のようすを見たら次の場所へ移動するつもりだったようだが、ワタシはどうしても休憩したかった。
店内をグルっと見学した後、飲み物を注文して座る席を探す。
リノベーションカフェ
見てほしいのは、欄間!
ここを見たら「あぁ、日本家屋だ!」と分かってもらえると思う。
天井の造りや窓枠などが田舎の家と似ていて懐かしい☆
大きな屋敷を利用しているため、店はとても広い。
2Fもあると教えてもらったから行ってみた♪
室内はエアコンを使ってないので蒸し暑いが、テラスは風が通って涼しい☆
テラス席に決めた!
テラス席から見える儒達山(ユダルサン)
さっきまでいた儒達山が見える!
日影だと風が涼しい☆
MASAKOさんが飲み物を取りに行ってくれた間、ワタシはボ~っと回りの風景を眺めて涼んでいた♪
リノベーションカフェ
手前にあるのはワタシが注文したレモンジュース。
レモン果実が大量に入っているのが見える!
奥のピンクオレンジ色のはMASAKOさんが注文したグレープフルーツジュース☆(だったと思う!)
フルーツをたっぷり使っているから仕方ないけど、ジュース1杯が定食と同じ料金というのが不思議な国・韓国!
MASAKOさんは見せたいところがたくさんあるようだけど、どうせ一度では全部見られないから、ゆっくり過ごす時間もほしい!とワガママを通すのがワタシ。
ゆっくりした時間の流れも旅には必要だと思う♡
リノベーションカフェのテラス席
昔の田舎の家は、こんな感じだった。
もちろんテラス席なんかないけど・・
たくさんある椅子の中で自分のお気に入りを見つけて、のんびりおしゃべりするのが楽しい♪
リノベーションカフェ
1Fのキッチン横にあった小さな部屋にお雛さまが飾ってあった。
シックな雰囲気の中でお雛さまの鮮やかな着物の色が映える☆
旧 日本領事館でせっせと写真を撮るワタシを見たMASAKOさんが「これから行く2号館にはもっとたくさんの写真がありますよ!」と教えてくれた。
それが、旧 東洋拓殖銀行を利用した『木浦近代歴史館2号館』!
旧 東洋拓殖銀行
無料駐車場が建物の左側にある。
日本の統治が終わった時、多くの建物は壊されたが、この建物はあまりにも価値があるので残されたそうだ。
1Fは、当時と今の木浦を写真で見比べることができるようになっているので、街の移り変わりを理解しやすい!
2Fには第二次世界大戦や朝鮮戦争など戦争被害の写真が集められている。
日本では残酷すぎるという理由で原爆資料館から撤去されるようなひどいケロイドができた人の写真もあった!
暴行されて殺された少女の写真など目を覆いたくなるような写真が並んでいる・・
しかし、これらは戦争の事実であり全ての人が知らなければならないことだと思う!
戦争でひどい目に遭うのは立場の弱い子どもや女性、お年寄りなのだ。
日本統治時代の木浦駅と昭和橋
1913年5月、木浦と夢灘(モンタン)間に鉄道が開通。
1914年、湖南線が全線開通。
1932年、駅前に昭和橋が架けられた。
上は説明文に書いてあった内容。
最近の木浦駅
何年前の写真か分からないけど、今もだいたいこんな感じ。
貯水池の番人
貯水池の塀の上には何人も見張り役がいたそうだ。
水が盗まれるのを防ぐとともに水に毒を入れられるのを防ぐためらしいけど、1日じゅうボ~っと立っているのは退屈だろうと思う。
はげ山となった儒達山(ユダルサン)
朝鮮戦争の時、激しい戦いと燃料として木を切り倒したため、国中の山がはげ山になったという話は知っていたが、さっき見たばかりの儒達山もこんな哀れな姿だったようだ。
ほぼ同じ角度を見た今の風景
大きな岩の横にある展望台の向こうに見える島が、上の写真で3つ並んでいる島のうちの2つ。
日本統治時代の街並み
当時の木浦は日本人が住む高級住宅街と地元の人が暮らす地区がはっきり分かれていたそうだ。
ここは、現在の儒達洞(ユダルドン)で、当時は大義洞1丁目と呼ばれていたところ。
右側の2軒目は『江戸っ子』という名前の店!
現在の儒達洞
当時の写真と比べると、ちょっと寂れた感じ・・
田内千鶴子と孤児たち
韓服を着て木の幹を握っているのが千鶴子さん。
並んでいる子どもたちは、みんな元気にしているんだろうか?
田内千鶴子が3,000人もの孤児を育てた共生園については、こちらの記事を見てほしい。
韓国映画『1987』のロケ地になった場所にあるスーパーの裏手に防空壕があった。
そして、旧 日本領事館の裏にも!
日本でも戦争中、国民が防空壕に逃げたという話は知っているが実際に見るのは初めてだ。
ヨンフェネスーパー裏の防空壕
説明文の上にかっこ書きで(防空壕)と漢字があるので分かるだろうけど、日本軍が作った防空壕が木浦にはいくつか残っている。
見学できるので、入ってみることにした。
ヨンフェネスーパー裏の防空壕
MASAKOさんが先に入っていったので、お尻を写すことになってしまった・・ごめんなさい!
でも、壕の大きさを知ってもらうためには人が写った方が分かりやすいから。
入口はかなり狭いので,上の岩に『頭上注意』の札が貼ってある!
入ってしばらくは腰をかがめて歩くが、内部は立って歩ける。
ヨンフェネスーパー裏の防空壕
防空壕の中は、ところどころにライトがあるので、何とか写せた。
写真を撮った時は、もっと暗く感じたので写っているのかどうか分からなかった・・
写真中央右よりにMASAKOさんが立っているシルエットが見える。
旧 日本領事館の裏手にある階段
現在は近代歴史館として利用されている旧 日本領事館だが、裏手は美しい緑に覆われている。
手すりもない階段と、その先にある柵。
日本統治時代に神社があったところだそうだ。
旧 日本領事館裏の防空壕
さすが、というか領事館の人が使うための防空壕だから立派なものだ!
先に行ったスーパー裏の防空壕では声をかけるヒマがなかったが、今度はMASAKOさんに頼んで立ってもらった。
出入口はキレイな薄緑色に塗られていて、立ったまま出入りできる!
旧 日本領事館裏の防空壕
この防空壕にも当時のようすを知るための人形が置かれていた。
ほとんど光がない狭い空間で何時間も過ごすなんて、閉所恐怖症のワタシには無理だ・・
旧日本領事館裏の防空壕
フンドシひとつで働かされる地元の人たちと偉そうに指図している日本軍兵士・・という図だ。
国道1号線と2号線の起点標識
旧 日本領事館の前に韓国の国道1号線と2号線の起点がある。
日本にいても道路の起点を見ることなんてないから、とても気になる!
国道1号線と2号線の起点標識
ハングル文字を漢字で表すと『道路元票』と書くんだろうか?
道路の真ん中にある標識なので、車が途切れるのを待って写した。
旧 木浦日本領事館の石垣
日本で見慣れた石垣なのでMASAKOさんに言われるまで気づかなかったが、韓国にはこういう組み方の石垣はない。
石垣の前にある碑は、旧 木浦日本領事館の説明。
現在は木浦近代歴史館1号館として使用されている。
旧 木浦日本領事館
権威を高めるためか、ここも急な石段がそびえている!
毎日通う人はたまったものじゃないよね・・
日本製の綿繰り機
綿繊維から種子を速く簡単に分離することができる、優れものの機械!
大阪で作られた、とローマ字でデカデカと表記している。
産業を発展させるために日本が木浦周辺で綿花の栽培を進めたそうだ。
日本領事館時代のオリジナル暖炉
冬の韓国の寒さは九州の人間には想像できないかもしれないが、とにかく寒い!
だから当然、各部屋に暖炉がある。
当時のものがいくつかそのまま残っているが、コレもそのひとつ。
白い部分は大理石で、炉の周りのタイルの模様がとても美しい!
正面玄関上の窓から見た木浦港
当時の木浦は朝鮮半島でも有数の港で、港へ伸びる大きな道路が領事館の権威を表していると思う。
ただし、よく見ると先の方で道が左へ曲がっていて、敵が攻めてきた時パッと見えない工夫をしているのがすごい!
ドイツ製のピアノ
譜面台の両側にあたる部分に金属製のロウソク立てが付いているを初めて見た!
当時は、まだ日本製のピアノがなかったのかな?
国語読本
ホン
ホン
ホン
ワタクシ ノ ホン
って、コレでまともな日本語を覚えられるのか心配・・
旧 木浦日本領事館の銃痕
朝鮮戦争の時、北朝鮮軍が攻めてきて木浦も占領された。
その時の戦いでできた砲弾の痕がたくさん残っている!
穴はかなり大きい(ソフトボールくらい?)のにレンガを突き抜けたところがないのは、驚きだった!
レンガがそれほど丈夫なものだとは思っていなかった・・
ちなみにレンガは大阪からわざわざ運んだものらしい。
MADE IN JAPANは、優れていたんだと思う☆
儒達山(ユダルサン)
木浦(モッポ)を代表する観光地のひとつ。
比較的緩やかな山で誰でも登れる、とネットで紹介されていたけど話が違う!
公園の近くまで車で来てもガンガン照り付ける太陽でヘロヘロになっているのに、見上げるような階段が目の前に現れた。
MASAKOさんは見るからに活発そうな人で,これくらいの階段はものともせずどんどん上がっていくが、日頃から運動不足の上、身体を動かすのが嫌いなワタシは心の中で大きなため息をついた・・
李舜臣(イ・スンシン)像
階段を上ったところにある李舜臣の大きな像。
李舜臣は、豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に日本軍を打ち破り国の英雄になった軍人。
プサンの龍頭山(ヨンドゥサン)にある像も日本を向いて睨みを利かせているそうだが、ここも同じ。
だけど、日本は南北に3,000kmあるからねぇ・・どこを基準にしているんだろう?
上には上がある!
李舜臣像がある広場でも充分、景色を楽しめるのにまだ上に続く階段がある!
上るの?・・やっぱりね。
手すりもない石の階段をひたすら上る。
儒達山(ユダルサン)
おお~っ!
木浦市内がよく見える☆
頂上に来た!と言いたいところだが、ここはまだ展望台のひとつ。
正面の高台にも展望台がある!
儒達山(ユダルサン)
ほとんど見えないだろうけど、展望台の奥にある山のてっぺんにも展望台がある。
あれが頂上かと思ったら、その奥にあるのが頂上だと言う。
はぁ・・
儒達山(ユダルサン)から見える風景
展望台の端っこに行くと、山の中腹に広場が見えた。
写真の右端にある薄緑色のアパートの傍、山のすぐ下にある赤い建物が旧日本領事館。
山を下りてから連れて行ってくれるそうだ♪
儒達山(ユダルサン)から見える風景
木浦の街は海に向かって緩やかな坂になっている。
展望台の真下に見える大きな屋根の向こうにある深い緑の中、薄い緑色の屋根は日本統治時代のお金持ちさんの家。
山の麓には日本家屋がたくさん残っている。
昔の車
木浦(モッポ)市内を案内してくれるMASAKOさんが次に連れて行ってくれたのは、かつて妓楼が並んでいた一角にある映画のロケ地だった。
古いタクシーを置いている傍に座ってしゃべっていたおじさん2人が、「ここは映画のロケ地なんだよ!」と教えてくれる。
映画『1987』
1987年6月に起きた民主化運動をテーマとした映画。
韓国で大ヒットしたそうだ。
ロケに使われた昔風スーパー
映画に使われたスーパーを観光案内所として利用している。
店内には当時の商品が並んでいて、懐かしい雰囲気☆
昔風スーパー
駄菓子がいっぱい!
昨日、汽車の中で隣の人が分けてくれたようなお菓子もあった。
右下の箱にポッキーみたいなお菓子が見える!
昔風スーパー
この棚は日用雑貨、洗剤、缶詰、赤ちゃん用ミルクなどが並んでいる。
昔風スーパー
洗濯物干しだろうけど、『ダシダ』を吊るしてある!
『ダシダ』は、これを入れれば美味しい韓国料理になる、という調味料で韓国料理好きな日本人にも大人気♪
よく見ると、右側2袋は「貝ダシ」で左側に「牛骨ダシ」がある。
気になるのでMASAKOさんに訊いてもらったら、ソウルにはこういう商品があったけど当時の全羅南道にはなかったものらしい。
ロケ地として、ここが選ばれただけで映画ではソウルの設定だったのかもしれない。
昔風スーパーの居室
当時の学生の机を再現したもの。
韓国の学生はこういうカバンを使っていたんだ!
昔風スーパーの居室
当時の電気製品や家具類。
テレビや扇風機は日本のものと大して変わらないけど、家具は朝鮮王朝時代のデザインとあまり違わないのに驚く!
韓国は基本的にシンプルな家具で部屋をごちゃごちゃ飾らないのが特徴だと思う。
木浦駅でMARIKOさんに紹介してもらった解説士のMASAKOさんと待ち合わせていたが、改札を出てもそれらしき人がいない。
MARIKOさんに連絡をしたら,、ちょっと行き違いがあったようだ。
少し待っていたら、MASAKOさんが可愛いKIA(韓国の自動車会社のひとつ)で迎えに来てくれた☆
初対面から、ちょっと緊張した出会いだったがMASAKOさんは木浦のことなら隅々まで知っている人で、ワタシの希望に沿って予定を考えてくれたようだった。
観光客向けの旅行を提案するための取材には関係ない場所かもしれないが、ぜひ行ってみたいと思ったのが『共生園』。
出発ギリギリまで迷っていたワタシが最後になって言い出したことなのにMASAKOさんは、ちゃんとアポを入れてくれたのだ☆
「今日は高知県から野球チームが来るので早く行かないとバッティングしてしまう!」と言って、大急ぎで共生園へ向かった。
【共生園について】
木浦を代表する観光地でもある儒達山(ユダルサン)のふもとにある共生園は、日本統治下時代に韓国人キリスト教伝道師・尹致浩(ユン・チホ)が7人の孤児と生活を共にしたのが始まり。
朝鮮総督府官吏の父をもつ田内千鶴子が尹致浩の活動に共鳴し、共生園で奉仕活動を始めた。
やがて2人は夫婦になり、大勢の孤児らの父と母として自分たちの子どもとともに育てた。
ところが、食料を調達に行った尹致浩が行方不明になり、残された千鶴子は夫の遺志を継いで56歳で生涯を閉じるまで3,000人もの孤児たちを育てあげたという。
この話を知って、どうしても共生園を見てみたい!と思った。
共生園
ワタシたちが到着した時、すでに大型バスが停まっているのが見えた。
「あぁ、もう野球チームが来ているから、残念だけど記念館だけ見て帰りましょう!」とMASAKOさんが言って、記念館へ向かおうとした時、バスが停まっている方から女性が歩いて来た!
この人が現在の共生園の園長であり尹致浩と田内千鶴子の孫にあたる鄭 愛羅(チョン・エラ)さんだった。
鄭 愛羅さんは高知県からの客を迎えて忙しいのに、わざわざワタシのために時間を割いて来てくれたのだ☆
記念館まで一緒に歩きながら共生園について話をし、記念館の中を簡単に説明してから、また戻って行った。
自然で偉ぶったところなど微塵もなく優しいほほ笑みを浮かべて話す姿は、確固とした信念に基づいて生きる人ならでは、だと思った。
ワタシたちは共生園の歴史を紹介する映像を見せてもらいながら、スタッフに飲み物をもらった。
暗い部屋だったので何が入っているのか分からないまま飲んだが、濃い梅のジュースでとても美味しかった!
そして梅は田内千鶴子と大きな関わりがあるものだと映像を見て分かった。
ピアノを弾く田内千鶴子と孤児たち
記念館の中にあった写真とピアノ。
音楽教師だった田内千鶴子が愛用したピアノだろうか?
映像を見終わる頃やって来た高知県野球チームの選手が『猫ふんじゃった』を弾いていた!
尹致浩尹鶴子記念館
田内千鶴子は、『鶴子(ハクチャ)』と韓国風の名前を名乗ったようだ。
映像を見たら第二次世界大戦後、日本人への風当たりが強くなったため、一度は生まれ故郷の高知県へ戻ったそうだが、共生園の子どもたちのことが心配でたまらず、引き留める母親を振り切って木浦へ戻ったという。
年老いた母親を1人置いて韓国へ戻るのは心が張り裂ける想いだったに違いない。
しかし、親不孝をしてでも自分を必要とする孤児たちの元へ帰ることを決めた千鶴子は本当に強い人だと思う!
孤児たちが暮らす建物
園内には昔の建物も残っているが現在、孤児たちが暮らしているのはここ。
150人くらいの子どもたちが、ここから学校へ通っているそうだ。
『お母さんの塔』
田内千鶴子を称えるために造られた『お母さんの塔』
韓国人にとって親はとても大切な存在だけど、特に母親は大切にされていると思う。
梅の木
『お母さんの塔』の周りに梅の木が植えられている。
これは、韓国人として生き3,000人もの孤児を育てた田内千鶴子のことを知った小渕恵三が贈ったもの。
行方不明になった夫が帰るまでは!と1人で懸命に孤児たちの世話をし、いつも韓服を着て名前も韓国風に鶴子(ハクチャ)と名乗った田内千鶴子だったが、亡くなる直前「梅干しが食べたい・・」と息子さんに言ったという。
孤児たちのために一生をささげた人生でも最後は、子どもの頃親しんだ味が恋しくなるものなんだろう!
もしかしたら、ずっと梅干しを食べたかったんじゃないだろうか?
共生園の歴史を知るための映像を見ていた時にもらった梅のジュースは、この実を使ったものかもしれない。
ちょうど実ができる時期だったので、たくさんの青い実が付いていた!
日本と韓国は、いろいろな問題を抱えているけど、田内千鶴子のような女性がいたことを同じ日本人として誇りに思う。
ここで育つ子どもたちが将来、両国の架け橋となってくれることを祈りながら共生園を後にした。
今日は朝、KTX(韓国の新幹線)で木浦(モッポ)へ行き木浦の解説士・MASAKOさんに市内を案内してもらい、午後バスで務安へ移動して干潟センターをMARIKOさんに案内してもらう予定。
夕食は、MICHIKOさんも合流することになっている♪
光州松汀駅の『Isaac』
大好きなisaacのトストゥ♪
トストゥは、トーストの韓国読み(笑)
ボリューム満点で安くて美味しいからソウルでは中国や東南アジアからの観光客がズラッと並んでいるけど、光州では行列を一度も見なかった。
isaacのメニュー表
ワタシが初めてソウルへ行った頃は、こんなにたくさんの種類はなかった。
いちばん上の右から2番目・VIPサンドがお気に入り!
オムレツ、ステーキ(という名のハム)、チーズが入っていてすごく美味しい☆
野菜やフルーツをたっぷり使ったソースも美味しさの秘密だと思う。
KTXの切符
見ればだいたい分かると思うけど、日付の次に区間が書いてある。
光州松汀駅⇒木浦
8:17出発⇒8:54到着
KTX505号
座席指定で10号車の11A
料金は₩8,400(約840円)
40分近くかかる距離なのに日本に比べると交通費が安い!
駅のスタッフが青い鉛筆で10番ホームと書いて、木浦行き、8:17出発という部分に印をつけてくれている。
ホームへの通路
前回、書いたように駅のエスカレーターを上がるとこの通路が正面に見える。
ホームには番号が書いてあるし、ハングル文字を読めなくても困ることはないと思う。
日本と大きく違うのは通路の手前に黄色い線があって、そこに『これより先は切符を持った人だけが通行できる』という意味のことを書いてあること。
つまり改札がない・・信用に基づく考え方。
光州松汀駅9・10番ホーム
今のところ光州松汀駅のホームには自動販売機すらないので、列車の中で何か飲みたい時は切符を買った後、同じフロアにあるコンビニやコーヒーショップなどで何か買ってからホームに向かおう!
ホームに入って来るKTX
走って来る列車を撮るのは難しい!
KTXは車両数が多いので、この辺りに来てもスピードがあまり落ちていない。
KTXの一般車両
これまでは『特室(1等)』しか利用しなかったので、やっぱり狭く感じる。
特室車両は横に3席なので幅が広く、シートピッチが広い☆
一般車両の座席は中央部を挟んで向かい合うような配列なので、半分の人は後ろ向きに座ることになる!
日本の新幹線を導入すれば、こんなヘンな固定式の座席にならなかったのに・・
KTXの荷物置き場
出入口近くには、大きなスーツケースを置く場所がある。
チェーンロックを持っていれば安心して利用できる!
KTXの立ち席用折りたたみ椅子
よく分からないけど、全席指定のKTXに立ち席切符というのがあるらしい。
当然、座席はないからずっと立ちっぱなし!
それじゃ可哀想だからと思った会社が用意したのか?各車両に2つずつ出入口傍に折りたたみ椅子がある。
SRT
木浦へ向かう途中の駅ですれ違った列車。
調べたら、KORAIL(昔の国鉄みたいなもの?)の子会社の列車らしい。
ワタシって思ったより乗り物オタクかもしれない・・
見たことがない乗り物を見ると気になる!
木浦駅のKTX山川とその向こうは分からない列車
湖南線の始発最終駅である木浦駅に到着!
港町だからか、スカイブルーの波型の屋根が連なっている。